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チンアナゴの話ではない。


先日zoom飲み会をしたときのこと。
元々バーチャル背景で遊ぶのが好きで、zoom飲み会の前には、その日使いたいバーチャル背景画像を作ってるんですが、その日はオタク女の会だったので、こんなものを作りました。



安室透さんが家にいる風の背景画像。
普通の合成画像に見えますけど、zoomする時間に合わせて光の色の調整までしています。
オタクは、いつもそうだ。
たまに暇な時間を与えるとろくなことをしない。



で、この画像をバーチャル背景にして飲み会をしてる最中、知人とこんな話になりまして。

知「安室さんと同棲したい的な……」
私「いや、それはさすがに。安室透さんは絵ですよ?」
知「え、でも安室さんと同じ部屋に入って暮らしたいと思ってるからそういう画像作るんだよね?」
私「実在したとしても、別に暮らしたくはないよ。」
知「でも安室好きなんでしょ?」
私「え、好きだよ?」
知「???」
私「もしチンアナゴが好きだとして、チンアナゴと結婚したり、同棲したりしたいわけじゃないよね…?推しとしての興味と、恋愛感情って別じゃない?」
知「でも同じ世界に入って一緒にいたいわけでしょ?」
私「そら、チンアナゴ大好きだからね。チンアナゴと同じフレームに収まれるなんてチャンス逃さないし、同じ世界に行けるなら行くでしょ。」
知「???」

これ、いうなれば「推しとは自分にとってなんなのか?」という話なんですよね。

で、この後、この知人と別の話題になった時分かったんですが、彼女はバンギャでかつ同担拒否だそうなんです。
私は同担拒否という概念が前から理解できなくて、その後、色々聞いてみて聞いて気づいたんですが。
人は、他者との関係で「好き」って言葉を使うけど、その「好き」の内容が人によって、結構違うようなんですよね。
これは、推しに限らず、現実のプライベートの人間関係、恋愛関係、全てにおいて言える話ですが、
分類するとこういう要素に別れるのかなと思いました。

①対象の容姿や人格などキャラクター性への興味関心
②相手に干渉したい、できるか
③相手への性的欲求があるか


私の安室透への「好き」は、完全に①のみです。
ちなみに私は、安室透さんの二次創作を書いてて、腐だけでなく夢も書くので、周囲から
「この作品は、自分と安室さんがどうにかなりたい欲求」
と勘違いされやすんですけど、これも
「チンアナゴが好きすぎて、チンアナゴが恋愛してるところや楽しんでるところや悲しんでるところ、チンアナゴのすべてを見たい。そのために、色んな性格のメスやオスのチンアナゴと触れ合わせて、あらゆるチンアナゴの可能性を堪能したい。
けど、別にチンアナゴと話したり、手繋いだり、生殖行為はしたくないかな…私は人間だから。水の中で暮らせないし。」
みたいな感覚なんですよね。

仮に安室透が実際に現れて「付き合ってください!」と言ってきたら迷わず合意しますが、これも恋愛感情というより、「チンアナゴが自分に交際を申し込んでくるなんてレアな機会、一生ない気がするから、絶対に逃してはならない」という動機だと思います。
だって、チンアナゴに告白されるなんて、チンアナゴに興味がなかったとしても面白すぎますでしょ。


一方、彼女の推しのバンドマンへの「好き」は①②③ぽいんですよ。
その証拠に彼女はファンが10-30人くらいしか居ない地下アイドルのような接触可能なバンドしか興味がなく、前述の通り同担拒否。
同担拒否の理由は、「推しのことをあなたより知ってるとマウントされるのが嫌」と言ってました。
何をもってマウントとするか?なんですが
「○○のコンサート(自分が沼に落ちる前)で着てた○○の衣装とか良かったですよね!」
など言われるのがマウントに感じるそう。
それはただの世間話では?と思うのですが、それをマウントと思う時点でたしかにガチ恋勢だなって気はします。


しかし、「好き」という時、私のような
「純粋に①のみ、キャラクター性への関心しかない」
という感覚よりも、彼女のような
「好きということは、絶対①②③揃ってるはず。そうに違いない。」
と思ってる人の方が、大多数なのかもしれません。
10代のアイドルのおっかけをやってる40代おっさんがヤバい人扱いされる風潮もこういう理由によるものでしょう。



ここまで考えて思ったんですが、私が最近よく書いてる話題の「女は女性器がなかったら人間ですらない問題」への怒りというのも、その根源は
「①人間性に興味があるふりをしてるけど、実際は③性的欲求ありきであり、①に大した関心はない。なのに、絶対それは認めない」
という矛盾によるものな気がします。
嘘をつくんじゃねぇ、という怒りです。

この怒り、凄く狭い話に思えますけど、夫が全然協力的じゃない、話をしても逃げるみたいな話も同じなんじゃないかな。
人間的な興味が無いという問題の延長にある点では。

これ以外にも、パートナー関係での①②③のミスマッチで起きる怒りは多い気がしてて
たとえば、夫が③を求めるのに、妻がそれを求めてなかったら、セックスレスになるし、
妻が②を求めるのに、夫がそれを求めてなかったら、過干渉で窮屈に感じるし、
妻が①を求めるのに、夫がそれをしなかったら、熟年離婚まっしぐらです。

こうなってくると、①②③のミスマッチって絶対起きますから、そもそもその塩梅がズレてる人といるのは、どんな関係でも不幸だし、そのお互いのギャップを把握してそのミスマッチのすり合わせがきちんと出来る人間って、やっぱりめちゃめちゃ強いですね。
当たり前のことですけど。
でも、実際できる人って少ない。



そんな訳で特に落ちがあるわけでもありませんが、
常々、二次元だろうと三次元だろうと身近な人だろうと、男性が気になる=fu*kしたい、と翻訳する世間の認知が不思議だったんですが、整理するとこんな所なのかと思った、という話でした。

おわり。





おまけ。

①対象の容姿や人格などキャラクター性への興味関心
②相手に干渉したい、できるか
③相手への性的欲求があるか
で、人間の関係性が表せるのなら、それぞれの有無で人間関係ってどう変わるのかな~と思いまして。
作ってみました。


【1】①有②無③無→推しとファン、健全同人誌
【2】①有②無③有→18禁同人誌、妄想、ストーカー
【3】①有②有③無→友達同士
【4】①有②有③有→恋人や夫婦
【5】①無②無③無→何も起きない
【6】①無②無③有→風俗嬢と客
【7】①無②有③無→受け身のため相手により変わる
【8】①無②有③有→セフレ、不倫

こうして見てみると、【1】が主流だった一般的なアイドルと客の関係に対して、【3】を嵌め込んだ秋元康ってやっぱ天才ですね。

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