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ひとりずもう

さくらももこの本はほとんどと言っていいほど読んでるんだけど。
もう漫画みたいなものだしね。

ひとりずもうひとりずもう
(2005/07/14)
さくら ももこ

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このひとりずもうは、中学から高校卒業までの思春期をテーマにしたエッセイなんだけど。
最終章に書かれてる漫画家を目指してからデビューまでの話がかかれた
「方向転換」「新しいスタート」という話がすごい。
さくらももこの話でこんな熱いものを感じるとは思わなかった。

いつものエッセイに比べてキレと勢いがぜんぜん違うと思う。
その章だけでも読んでみると面白いかも。

一度漫画家をあきらめた後、ある出来事がありエッセイ漫画(ちびまるこちゃん的作風の)を描こう、
やはり漫画家になりたいと気づいたときの一節。

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私は、漫画家になりたい。小さい頃からそう思っていたのだ。
絵も好きだし、文章も好きだし、それ以外のことは全部苦手だ。
そんなこと最初っからわかっていたのに、私は何を迷っていたんだろう。
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(漫画家になるのを)
やめた方がいいなどと家族以外の親戚の人にまで言われたりしたが、大きなお世話だった。
素直にやめたとしても誰も私の人生の責任なんて取ってくれない。
ほかの人の人生じゃない。
私の人生なんだと誰かに何か言われるたびに強く思った。
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私には具体的に何かを同行してこうなりたいという夢なんてない。
ただいえることはあぁ面白かった、満喫したなぁと感じながら
死を迎えられるように生きてゆきたいというのが、夢というより希望だ。
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なんかわからんけど、涙が出た。
夜中の三時ごろ、なんでかこの一説だけで涙が出てしまった。
別に漫画家になりたいとかそういう話じゃないんだけど。




私はサラリーマン生活がすごい好きで、
サラリーマンであれば興味のない経営のことも経理のことも考えなくていいし、
仕事なくても毎月お金もらえるし、失敗=破産というプレッシャーもないし
最高だと思ってるんだけど。

ただ、私は仕事が充実してないと、人生が充実しなくて、
趣味とか恋愛とかそんなものでは代用できなくて、
肉体的・技術的に自分の能力を大きく下回る仕事やってると死にたくなったり、
毎日自分のした仕事の内容のバカらしさに情けなくて泣きながら帰宅することも本当に多くて、

じゃあ何でそういうことになるかって言ったら、
サラリーマンだからなんだよね。

別に、トップスターになりたいとか、カリスマバイヤーになりたいとか
そんなんじゃなくてぜんぜんいいんだ。

ただ、目を瞑ってもできる仕事をやることで死にたくなったり、
自分の仕事を尊べない気持ちを味わいたくないだけなんだ。

じゃあどうしたらいいか。
生きたいように生きるには、どうしたらいいのか。


もう大体、答えはでてるのかもしれないなぁ。

広瀬ヒロ
Posted by広瀬ヒロ