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honjitu no hirose

広瀬ヒロ

虚空に向かい思考を吐露して17年。 伴侶は孤独、幼なじみは希死念慮、命を支える偉大な信仰、降谷零。 自己葛藤から抜け出せない永遠のモラトリアム中年。引き続き、七転八倒をお楽しみください。

このままでは死ねない人々。

このあいだ、渋谷で買い物してたら偶然、大学の同級生に会いまして。
会えば話すし盛り上がるけど、受けた授業が全く被ってなかったから特に遊んでた訳でもなく、6年ぶりの再開ですかね。

突然声かけられてびっくりした。
よく気づいたなー。

その子は、新卒で化粧品会社に勤めて、そのあとは大学に戻って助手をしていたらしい。
で 今何をしているかというと、カメラマンのアシスタント。
最初はそのカメラマンの名前を教えてくれなかったんだけど、話から誰なのか絞れてしまい、
日本でもかなり有名な先生のアシスタントをしていることが分かった。
正直芸大の写真専攻でもなかなか弟子になれない人についてると思う。相当驚いた。

私の仕事の話になり、

「このままじゃ、定年まで生きてても今死んでも仕事に対する感想って(何も甲斐が残らないという意味では)一緒だなって思って、
このままじゃしねない、やるしかないんだって思って転職した」

って言うのを、言ったら、

すごい、そうそうそう!!そうなんだよ!!私も!って言ってくれまして。

彼女はその先生に師事するために修行として写真館で働いたりディズニーランドの写真係の人(いるよね。声かけてくれる人。)やったり、
お給料も最初は出なかったといっていて、
なかなかに大変な時期もあったようで。
でも、いいんだって自信をもって言うのです。
私も深夜残業とか嫌いじゃないしそういう感じなんだと思う。


じつは、これと同じことを週の頭に、マッサージ屋で話す機会がありまして。

最近すごいうまくてはまってる店があるんだけど、
オーナー付の2人従業員の店だと思ったら、
オーナーがいたけど手を引くことになって、当時の従業員5から6人のうち2人だけが残って(買い取って?)始めた店で、
話したのはその一人なんだけど。

私の仕事大好き具合の話になり、
これこれ思って転職したんですよみたいな話と、今日死んでもいいと思えるようなそういう生き方じゃないと無理だと思ったという話をしたら、
やっぱりその人も、
そう!そうなのよ!広瀬さん!
っていってくれて。涙目だった。なんか色々あったんだろうなぁ。

その人が言うには、旦那さんと別れるときそう思って別れたそうな。
人生一回しかないんだもの、そしてゴール(死)はあるんだから、どうやってゴールしたいか考えなきゃいけないんだって思ったって言ってた。
まさしく!そうっす!

そしてお店も昔は大変だったらしい。寒い中散らし配ったりとかね。
でもそれを乗り越えて、いまこうしてお客さん(ほとんど常連と紹介だけらしい)が来てくれてる今があるんですよ。
みたいなはなしとか、
あと母親としての子供との接し方みたいなのも話してくれて面白かった。
母親としてまだ成長途中だけど、ただ人生としては先輩だから、アドバイスできることもあるし、一緒にやってこう!
というスタンスらしい。

こういう生き方を選ぶと当然私の母親世代のように(自分がそうしてもらったように)常に庇護して目を離さないのは無理だけど、
じゃあ他にどんな方法あんの?
と少し思っていたので勉強になった。
そして、やっぱり年齢関係無くそういう生き方をしてる人はいるものだなーと思った。


はなしがそれたけど、カメラマンの卵の子。
この子は大学の頃から優しく芯があり明るく朗らかで日人を悪く言わず、育ちが違うと一目おかれるような、みんなからそう言われていた子なんだけど。

すごいなーって思ったのは、
一生働いていくことを当たり前の前提にしていたこと。
これは師匠の影響もあるみたいだけど、
私もそれを思いつつも、回りがいつかは辞めたいとか生んで引退みたいなのを当然のように考えてるから、おかしいのか?と思ってた。

あと、彼氏どころじゃないというはなしになり。
まぁ彼女も私も、駆け抜けることに精一杯で、そして駆け抜けることが何より楽しいという状態なのです。
そして、すごいなと思ったのは、
こうしていれば、自分と同じように駆け抜けている君が好きだっていってくれる人がでるよ、男性もそうじゃなきゃ!といっていたこと。
それ言い切れるのSUGEEEEEw

あと、こうして楽しんで頑張ってればお金はついてくる!ってのも言い切ってた。

これに関しては、私はすでにそこを体感している部分もあり、
体感して感じたのはこれはまた別の友人が言ってたんだけど、
人の悩みや不安感はお金で解消できる部分も多いということ。
当時はそうかな?くらいだったけど、いまは確かにと思う。
お金がない不安ってのは、これは財布に500円しか入ってないのが不安っていうのの人生verみたいな感じですね。
別に使う用もないのに大丈夫かな?って思ってしまうあの感じ。

そこに対する自信というのは、お金があることによる何とかなるだろ!って感じのほかに、
これだけ稼げた実績があるんだから裸一貫になってもまぁなんとかなるだろ!ってふたつの感覚によるものだと思う。

たぶん彼女もすぐにそれに気づくようになるんだろうなと思った。


ともかく、渋谷での立ち話で、これでいいはずだけど回りと感覚が違いすぎてどうなのかと思ってた部分が、
あぁ自分はやっぱりこれでいいんだと思えるようになったという、そういう話でした。

帰りにその友達に、昔から輝いてたけど、いまはもっとすごいよ、すごい輝いてるっていったら、
友達も、広瀬も輝いてるよとっても!っていってくれたのが嬉しかったですね。
ふふふ。そうだろう。知ってるけどねw


そして、話はかわり。
じつは別の大学の同窓生が看護学校に通い出すのです。
こんど入学祝の会やる。
ちなみに彼女のファーストキスの相手は私で酔っぱらってやった。

入学にあたり仕事の都合で一年待つか仕事やめるか悩んだとき、私は、本気出さなきゃ開ける道も開けないから、今すぐにでも仕事やめるよう言ったんだけど。
それは、彼女にもそういう私たちが体験したような岐路が来ているのがありありとわかっていたので。

そして、彼女はこれから、私やカメラマンの卵が体験したような駆け抜ける楽しさに気づくんだろうなぁと思う。

そういう仲間が近くにいてくれるのは、勇気付けられるし嬉しいし、
そういう、人生を駆け抜ける人々との出会いがよくあった今週の一週間でした。


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