奢られの美学。
その人の友人の女性、ある悩みを彼女に打ち明けたそうです。
・彼女(友人)は彼氏より8歳年上。
・遠距離のため彼女が彼の元まで行くのが通例。彼のが忙しくて彼女のが暇だから。
・その際、彼女は交通費を出すので、会った時のその他の費用(食事など)は彼負担でトントンとしている。
・収入は彼の方がかなり上。
この状況で、 彼が彼女の家に来たときに
交通費は彼負担ですよね。
だけど食事の時、彼はお金を出すことを躊躇したそうなんですが、彼女はエッ?となったそうで。
この場合、どっちが払うものだと思う?!というのが話のネタでした。
これ、男女の金銭負担の難しさの縮図のような話で。
男が払うのか?
男女は平等であることが前提なのか?
年長者が払うのか?
収入が多い方が払うのか?
っていう問題が混在した話のような気がします。
そして、会社の人はこの件についてネットを見たそうです。
で、ネットのよくある
「男女平等。女がしぶるほうがおかしい」
という男の意見を見て、
ちっちぇえ男だな!!
と思ったそうで。
いや、私も、彼女払わないの?!って思いましたとは言えませんでした。笑
その会社の人は、今までの彼氏は全部出してくれる人だったそうです。
ちなみに男は養分みたいなタイプじゃないよ。
ライターさんなので、フッツーの人です。
彼女いわく、バシッと払えば彼女の株も上がるのに、数千円程度のことで、あれこれを気にするなんてちいせぇ男だな、お店の中でこまごまやってるって、男として情けないとか思わないんかね?
と思ったそう。
そして、かっこよくいることに対して意識がない、情けないことに対して抵抗がない、プライドがない
そんな男性なんなんだ?とも思うけど、
それはかっこよくさせない、それを評価しない女性の責任でもある、と言ってました。
彼女は九州出身で男性は男気、女性は3歩下がってみたいな世界で育ったらしく、男性の立て方みたいな話もしてくれたんだけど。
おごるよってなったら、当然女性は支払いますって言いますよね。
そのあと男性が再度おごるよって言ったときに
「えー甘えちゃっていいの?」とか「そんなこというと、ほんとに遠慮しないよっ?」
っていうそうです。
そうすると男性は当然
「甘えなよ!」「遠慮しなくていいから!」
と返すので、そこですかさず
「おー!かっこいい!ありがとう!」
っていうんだって。
かっこいいっていうのが大事で、男性のプライドやかっこよくあろうとする心を応援するのだそう。
また表ではそれ以外でも徹底的に男性を立てるんだって。
そして気持ちよくいてもらう。
そうすれば、男の人だって彼女を食事に誘いたくなるでしょ?って言ってました。
女の人も何もしないで旦那が外に連れてってくれないとか言っててもダメだよ、と。
なるほどくん!!!!
その後、割り勘主義の話になり、彼女がすごい面白い仮説を立てていたんだけど。
彼女は高卒ですぐ会社勤めをしてたのですが、食事に行ったとき、働いてるとはいえお給料も少ないだろう高卒の女の子に払わせるなんてこと、普通しませんよね。
だから、男性は払ってくれるのが当たり前だと思ってたそうなんです。
当然男性陣も女の子と遊んだら払うというのが当然の流れになり、どうお礼を言うといいかというのも学びます。
つまり、男性は女性に対して多く払う、払ってくれたら男性をリスペクトするっていうのが、男女ともにここでインプットされるのではないかと。
私たちでもありますよね。
会社の上司=多く出してくれるっていうの。
出してくれないと、多く出さないの?!って思いますよね。
そんな感じらしいです。
しかし、女性が大学に行った場合。
社会に出る前に大学の飲み会を経験します。
学生どうしで男女の経済状況が一緒なので、割り勘が普通ですよね。
男女平等意識がしみつきます。
女性も出すことが普通と考えるでしょう。
女性に対しておごるっていう習慣がつかないまま、リスペクトされる良い経験を積まないまま男性も社会に出ます。
(遊んでる男性は学生時代でも奢ったり見栄を張ってるでしょうから、ここでいう男性は比較的女性経験の浅い人になるんじゃないかな)
そうなると、付き合ったとき、出さない女性を見た時になんで払わないの?となるのは当然。
確かに自分と給与水準が同じ女性なら女性もだすことに抵抗はないでしょう。
でも、一般的には女性の方が稼ぎは少ないわけですから、割り勘にされると収入比に対して痛いのは女性なんですよね。
ここに軋轢が。
おそらく金銭的痛さより、そういうこと何も気にしてくれないというストレスの方がでかいと思いますが。
これが、今の金銭平等主義の原因じゃないの?という。
結構荒っぽい論説で穴も多いけど、なんとなく言いえて妙な部分もあるなと非常に関心しました。
なるほどねー
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