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honjitu no hirose

広瀬ヒロ

虚空に向かい思考を吐露して17年。 伴侶は孤独、幼なじみは希死念慮、命を支える偉大な信仰、降谷零。 自己葛藤から抜け出せない永遠のモラトリアム中年。引き続き、七転八倒をお楽しみください。

いまBBA向け少女漫画が熱い!

基本漫画オタクなんで
月に数冊は買ってまして。

最近、ふしぎ遊戯とか男の一生とかエヴァとか中長期やってて完結したものが増えてきたので、新しいのを見繕ってきまして。



中原アヤのダメな私に恋してください
水城せとなの脳内ポイズンベリー

中原アヤといえば青春ラブコメの女王ですが、今回は主人公が30歳短大卒無職なのに若い男に貢ぐというかなり殺傷能力の高い設定で驚きました。
雑誌も変わってマーガレット卒業してるんですね。

でも、いいですね。
その凶器設定からひりだされる中原アヤ独特のライト感とテンポの良さがたまりませんね。



このしょーもない感じ。
これができる少女漫画家はなかなかいないと思います。

内容も軽いから酒飲みながら読みたい漫画ですね。



ポイズンベリーはしばらく買おうかどうかと悩んでたんですが、これ相当面白いですね。


この漫画、主人公の脳内に5人の人がいて、多数決で行動を決めるんですよ。
それをずーっとまんがでやってるんです。



とにかくセリフ多い。

で、この漫画別にその設定が面白いのではなくて、
人というものは
「現実を知らず知らず自分のメガネを通して歪めて受け取り、死角に気づかないまま自分の視点で議論をすすめ、想像で作り出した仮説をほぼ事実と思い込んで考えをどんどんふくらませ結論を出し行動します。(2巻後書き抜粋)」
というのを漫画の中で表現するツールとして脳内会議って設定を使ってるんですね。


こと、 3巻あたりからの、
会うと刺激的で猛烈に引き寄せられるけど将来性が全くない男性VS会うと波風立たず落ち着いてて将来性もあるけど全く引き寄せられない男性
そしてちらつく自分の賞味期限

という命題に対する脳内会議の考察は、BBA少女漫画の真骨頂です。

これBBAは結構だれしもぶち当たる壁なんじゃないのかな~。
前者を選ぶ人、後者を選ぶ人私も何人も見ています。


それにしても右脳漫画だな~と思わされます。
水城せとな氏すごいなぁ。





あと、脳内キャラに池田っていうのがいるんですが、私の脊髄反射的な思考に限りなく近くて、もの凄い共感できます。
お前は俺かレベル。
なのに作中では「もの凄いネガティブに飛躍しすぎ」って扱いを受けてて心底驚きました。
え…ネガティブなの私w



あとこの漫画、東横線が舞台で代官山、中目黒あたりの行ったことある店とか道が出てくることが多くて、東横民としてはうぉぉ!!ってなりますね。

2巻後半で越智といちこが打合せしてるレストランとかは、私も同じ席で仕事の打ち合わせしたことがあるので、読んでてたぎりました。

わ、私の座った席にいちこが…!(2次元と3次元の区別が曖昧)

ドラマの撮影スポット巡礼とかミーハーだなーよーやるわーと思うけど、漫画に知ってるところが出てくると異様にテンションが上がる。

腐ってもオタク。


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