言葉につまるオペラ座の怪人
海外のドラマばっかりやってる
BS放送があるんですよ。
そこで今日、映画のオペラ座の怪人がやってまして。
もう全裸体機ですよ。
正座で全裸体機。
※オペラ座の怪人のネタバレを含みます。
で、オペラ座の怪人は劇団四季のも原作も映画も網羅してるんですが、
毎回見終わったあと気持ち悪いモヤモヤが残んですよね。
ねんのため、あらすじをかくと。
新人オペラ歌手のクリスティーヌ(ヒロイン)は、姿の見えない音楽の天使(ファントム)のレッスンをうけ、オペラ界のスターになる。
でもファントムはクリスティーヌが好きだけど顔がすごく醜くいため、クリスティーヌには姿を見せない。
そんなとき、舞台で輝くクリスティーヌをみたラウル子爵が惚れて、二人は恋仲に。
ファントムは当然「おれが手塩にかけて育てたクリスたんに何しとんねん!」と激おこプンプン丸。
持ち前の強烈なヤンデレ属性を活かして、つきまとい、誘拐、人殺し、器物損壊となんでもあり大暴れ☆
という内容です。
で、私が何にモヤモヤするかというと、つまるところ、
顔がキモかったら誰にも愛されない
ってことに帰結してしまうんですよ。この話。
四季版だと、クリスティーヌはファントムとラウルに翻弄されて流れとしてラウルとくっついてるような節もあるんだけど、
映画ではファントムは最終的にクリスティーヌに
「あなたは見た目が化け物なせいで心まで腐ってる!」
とまで言われてますからね。
いや、でもファントムはクリスティーヌの出世のために頑張ったのにさぁ。
しかも、そのおかげでラウルと知り合えたわけじゃないですか。
そこまでしたのに、クリスティーヌにまでキモがられたら、それは心も腐りますよ。
しかもラウルなんて、ほとんどなんもしてませんし。
ファントムも言われて仕方ないことしてますけど、そもそもそうなった原因が生まれ持った顔のせいですからね。
かわいそすぎるよ。
人生ハードモードすぎるでしょ。
もっとやさしくしてあげてよ。
っていうね。
ファントム以外の人々がずぶとすぎて豆腐メンタルの私は理解にくるしみます。
見たことない人はぜひ見て欲しいです。
ほんと心折れるマジで。
ラウル=リア充
ファントム=2chでいう「お前ら」
オペラ座の怪人=※ただしイケメンに限る
という図式にしか見えなくて、涙でテレビが見れない。
死んでこそ、敗れてこそ華っていうキャラクターも当然いると思うんですよ。
でもファントムの場合、後味の悪さがそれをうわまってる気がしますね。
だってファントムがイケメンだったら絶対クリスティーヌとくっついてるよ。
むしろ、そのほうが自然ですもん。
というか、前々から思ってるんですがオペラ座の怪人って乙女ゲーにすごい向いてると思うんですけどね。
・乙女ゲユーザーにうけるヨーロッパ系キラキラ設定
・古典文学だしオタク女子受けも◎
・もとが骨太な話なのでストーリー分岐が作りやすい
・基本的に三角関係モテモテルート
・ラウル=王子様、ファントム=溺愛ヤンデレ、ビアンジ=俺様、他にも支配人とか女友だちメグとか、乙女ゲ向きな登場人物が豊富。
と、食傷気味の歴史ネタにかわるものとしてなかなかおもしろいんじゃないかと思います。
そしてぜひね、ファントムルートで
クリスティーヌとファントムがキスすると、
ファントムの顔が綺麗になってハッピーエンド★というトゥルーENDを盛り込んでいただきたいですね。
と書きながら調べてみたら、既に乙女ゲでてますね。
メーカーは過去に「 星の王女~宇宙意識に目覚めた義経~ 」
という突っ込みどころ満載のタイトルの乙女エロゲを出したことで有名な美蕾でした。
http://www.mirai-soft.com/products/persona/intro-persona.html
ギャラリーのがっかり感がすごい。
エロいのにエロくない。
いやでも、すごいモヤモヤしますけどオススメですよ。
名作です。
見てない方はぜひどうぞ。
映画版はラストが泣かせます。ほんと。
その曲をそこにもってくるか!というラストの演出が神がかってます。 ← 70年周期説。 人生が波乱万丈過ぎてやばい。 →