私がプロポーズされないのには…
たった1つの理由があってだな。
先日紹介したこの本。
![]() | 私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな (一般書) (2013/10/11) ジェーン・スー 商品詳細を見る |
この本のレビューをみていて、
心底感心した書評を見つけた。
ジェーン・スーは、
頭キレキレで、自分をかなり客観視できる人だと思う。
ただ、この点に関しては、本人ですら気付いてないんではないか。
その内容とは。
http://soitgoes.blog110.fc2.com/blog-entry-2041.html
むしろ、この本に書かれた自虐は「メタな構造」 になっている。
この未婚のプロ達は、自分達のこ とを「私達って馬鹿でしょ」と自虐をこめて笑い 飛ばす。
しかしその自虐の森に更に深く分け入っ て行くなら、そこに見え隠れするのは、
「ヘタな男達よりもこっちのほうが稼ぎも教養も上なんだよ」
というどこか男を閉口させる女達の身も蓋もないプライド。
それこそ、ジェーン・スーの持ち味であり、自分ジャンキーたる所以でもあるのだが。
これである。
女王様は、この書評をみて愕然とした。
諸君、女王様のブログを読んでいて、
まさにこれを感じることも多いのではないだろうか。
このブログのあらゆる部分から、この身もふたもない、
いやらしいプライドがにじみ出ているのを。
偉っそ~にこの女、位思われている民は多いだろう。
実際、臣下の民から
「広瀬は偉そうだけど、まぁでもね…」
とよく言われている。
親からも散々言われており、それを気にして言葉遣いも所作も丁寧に謙虚にしてきた。
酔うとその貯めに貯めた偉そうさ加減が爆発し、
翌日自己嫌悪に陥ることもしばしばというかほぼ確実にあったが、
それでもなるべく心がけるようにはしていた。
それでも、その声が止まることはなかった。
女王様は心底不思議だったのだ。
ここまでへりくだっても、なぜその声はやまないのだろうと。
当たり前である。
ずっと知っていたのだ。
「広瀬は偉そうだけど、まぁでもね…」
の後に続く言葉が、
「まぁでも、その分それなりのことやってるからね」
であることに。
もちろん、肯定的な意味ではない。
諦めとしての「でもねぇ」だ。
しかし、それでもはやり、
私には全力を出してきた自負がある。
だから、そんなことを言われる機会をみすみす自分から放棄する訳が無い。
ジェーンスー系の女はごまんといる。
女王様の周りの独身女性の先輩は、そんな人ばかりだ。
自由闊達に、楽しく人生を謳歌する。
自信もあり、
明るく話も面白く、
学歴もあり頭の回転がよく、
仕事でも成果をあげ、
美味しいお店にも詳しく、
エスコートもスマートで、
それなりの財力もあり、
見た目にも綺麗な人も多く、
存外料理も上手い人が多く、
自分をさらけ出せる友もある。
…だから結婚したくないわけじゃないけど、結婚する理由もない。
これが共通認識のように思う。
女王様は、ずっとこれについて、
「女が財力を持つとこうなる、雇用機会均等なんかするからこうなるんだよ」
と思っていた。
しかし、財力があることが問題の核心なのではない。
財力によって肥大化した自意識こそが、
彼女たちの問題点なのだ。
その証拠に、このタイプの女性達、もれなく女性の友情に厚い。
ジェーンスーの本でも、女性には優しくできるのに男性には気を使えないという記述が良く見られる。
なぜなら、
女性の友人は、男性よりも長い期間彼女たちの生き様を見ている。
上り詰める過程での、彼女たちの挫折も成功も全て見ているのだ。
つまり「 ヘタな男達よりもこっちのほうが稼ぎも教養も上 」という歴史の、その正当性の、証人でもあるのだ。
自分が自意識を引けらかせる、そしてもっともリスペクトされるフィールドが「女友達」なのである。
そこに依存しないわけが無い。
大事に気を使って当然である。
そして、彼女たちが女性を大事にするにはもう一つ理由がある。
それは、
「彼女たちの周りには依存心が強い男性が集まりやすい」
ということ。
これは当然で、彼女たちから見え透ける鼻っぱしらのつよさは、
当然まともな男性から避けられる。
よって、彼女達の万能性を評価する人だけが吸い寄せられるようになり、
どM系ホイホイと化すのだ。
ここで本人の母性本能が高ければ、それはそれで上手くいく。
ただ、「自分の方が上」であることが気に食わないので、
こういった女性にしてみたら、ホイホイと集まられても迷惑なだけのようである。
わかりやすく言うと、
基本的に男運がない!
だからより一層、フェアである女性同士のコミュニティに傾倒していくのだと思う。
なんでこんな女性が生まれるのか?
思うにこの「自意識の異様な高さ」が原因なのではないかと考えている。
なんでも出来ちゃうのも、
自意識の高いために、人からどう見られるか気にしすぎて努力した結果
なんじゃないだろうか。
その裏にあるのは、自己否定だ。
このままではダメだと思うから人間は努力する。
というわけで、
民よ、女王様は自分が恥ずかしい。
しかし、自分の本質を知ることができたことに対し、
わすがながらの安堵感を得ているのも、また真実である。
------------------
というわけで、傲慢な自意識話にかけて、自意識クイーンである中村うさぎ調で書いてみました。
これね、
キャリア系の結婚しない女性の少なくとも半分くらいの人の核心な気がします。
だって、先輩とか思い浮かべても、みんなこのオーラまとってるもの。
はたしてどうなるんでしょうね。
わたしは。彼女たちは。
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3 Comments
>ムーさん
はじめまして。
※ありがとうございます!
記事の件、嬉しいです。自由に引用なさってください。
実はムーさんのブログ私も見てて、自己分析の話面白いなぁと思っていたので、私もお礼?といってはなんですが、今度紹介させていただきますね。
来月くらいになるとおもいますが…
今後とも宜しくお願いします。
はじめまして。
※ありがとうございます!
記事の件、嬉しいです。自由に引用なさってください。
実はムーさんのブログ私も見てて、自己分析の話面白いなぁと思っていたので、私もお礼?といってはなんですが、今度紹介させていただきますね。
来月くらいになるとおもいますが…
今後とも宜しくお願いします。
初めてコメントさせていただきます。
自意識の強さゆえって、「あっ!私のことだ!」って、うまく説明できない自分のダメなとこっていうかコンプレックスというか、すごく腑に落ちました。
しかもダメ男が寄ってくるってことも 笑
私、へなちょこブログやってるんですが、この記事をご紹介させていただいてもよろしいでしょうか。
自意識の強さゆえって、「あっ!私のことだ!」って、うまく説明できない自分のダメなとこっていうかコンプレックスというか、すごく腑に落ちました。
しかもダメ男が寄ってくるってことも 笑
私、へなちょこブログやってるんですが、この記事をご紹介させていただいてもよろしいでしょうか。