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honjitu no hirose

広瀬ヒロ

虚空に向かい思考を吐露して17年。 伴侶は孤独、幼なじみは希死念慮、命を支える偉大な信仰、降谷零。 自己葛藤から抜け出せない永遠のモラトリアム中年。引き続き、七転八倒をお楽しみください。

マッサージ談義1:仕方のないこと


先日あるマッサージ屋さんに
行ったんですよね。
調べてみたら3年ぶりでした。



この話のお姉さんなんですが、なんと相手もこのブログに書いた話を覚えてて、(むしろ私の方が忘れてた)、
さらに、当時細かい具体的な事まで覚えててびっくり。


お姉さんといっても40歳くらいで子供も二人いる人なんだけど、その人にマッサージ受けたの3回くらいですけど、毎回話す中に、お互いがお互いに「はー、なるほど」って唸るような内容が出てくるんですよ。


今回はお姉さんの大学生の娘さんの話になってさ。
大学の授業で学んだことで自分がアダルトチルドレンだと気づいて、母親に自分の気持ちを開示するというのを実践したらしいんだよね。
すごくない?

で、その悩みを打ち明けられた母の気持ちっていうのを聞いたの。
すごい貴重じゃん。思わず見を乗り出しましたよねw

内容としては、娘さんとしてはもっと自分に寄り添って向かい合って欲しかったというのが彼女の開示のようです。

で、それに対してごめんねとしか言えなかったという話。

でもさ、女手一つで二人育ててるんですよ。
その方。
しかもその上で4年生大学通わせる決意って尋常じゃないと思うんです。
さらにそこから娘によりそうって...気持ちはわかるけど、すげーむずかしいよな...現実的には。

一方おなじAC仲間として、その時娘さんが「親に何をして欲しかったのか」ってのも、これも手に取るようにわかるんだよね。


なんかこう、話聞いてたら、
あーこれは両方ともしょうがないよなー
って思ってさ。

たしかに、娘さんの望むものは手に入らなかったかもしれない。
でも、その時その時、親だって必死だったんですよね。

お互い器用なら良かったかもしれないけど、たまたまそうじゃなくて、でも一生懸命やったけど、うまくいかなかった。
親もどうしたらいいかわかんなかった。

悪意でもなく、愛されてなかったわけでもないわけです。

だから、ほんとしょうがないとしか言い様がないよなーと。



話聞きながら、あーうちの母親も必死だったんだろうなーって思いました。ほんと。
まーそれはいくらなんでもないだろってこともあったけど、しゃーないなwって思った。

こういう心理的な問題のロールプレイングやるってカウンセリング手法としてはよくあると思いますが、まさか真っ裸でオイルマッサージ受けながらやったのは日本ひろしといえど私だけではないでしょうかw

面白い体験でした。

で、娘さんが「原因はわかって治すのは自分に甘えを許容するってことはわかったけど具伝的に何?それは授業でも教えてくれなくてわかんない」という疑問を抱いているというという話を聞き、やっぱりみんなそこでつまづくよね...と思いつつ、私がどうやって脱したかみたいな話も少ししてきました。

これは私も自分がACを解決するポイントがわかったから言えるんですけど、ほんと人それぞれなんですよね。


私の場合は、自分の給料を100%自分のために使うというのが非常に効果が出ました。

というのも、前にも話しましたが、我が家はお金さえあれば過程が平和になるという幻想を抱いており、自分のお給料を家に投入するのが私の役目だと思っていたんですよね。

つまりそれは私の人生や労働は家族のためであると。そうあるべきであると。

自分のためだけにお金を使うことには罪悪もありましたし、なにか大きな買い物をするときも、それを買った直後に実家から大きめの融資の依頼が来ても耐えられる時にしか買わないという自分の中での自然な認知もありました。そういうのが普通だと思っていた。

でも、自分のために100%お金を使うことで、私の稼ぎ、ひいては自分の労働、人生は自分のものなんだという気づきがあった。わたしはそれが大きかったです。



そして、たとえば、みすぼらしい恰好しかさえてもらえなかったという人でも本人がそこに傷をもってなければ、大人になってもそれに対してなにかアプローチをしても効果がないんですよね。

みすぼらしい恰好をすること自体が嫌だったのか、
みすぼらしい格好しかさせてもらえない=親が自分に無関心であることが嫌だったのか。

これによってアプローチも全く異なります。
前者は服を買えばいいけど、後者は自己対話がメインになるでしょう。

だから、原因は自分でないと分からない。
しかも、自分で自分のことをわからない場合もある。



なので、思いあたる部分から総当りするしかないです、しかもそれは本人しかわからないですよって話をお姉さんにしたら、何も言わずでもすごい真剣に聞いてくれて、そういうの、お母さんが興味持ってくれるってすごい幸せなことだなって思いました。

ほんと。

私はその姿を見ながら、親に「あの頃はひどかったしだいぶ傷ついた」と言ったところ「私だってあの頃は必死だったのよ!」って逆ギレされたことを思い出してましたw


でもさ、子供側としては謝ってほしいわけでもないんだよね。難しいなというw



広瀬ヒロ

好きなように書いています。

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