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honjitu no hirose

広瀬ヒロ

虚空に向かい思考を吐露して17年。 伴侶は孤独、幼なじみは希死念慮、命を支える偉大な信仰、降谷零。 自己葛藤から抜け出せない永遠のモラトリアム中年。引き続き、七転八倒をお楽しみください。

人生の成功とは、なにか。



今日は、ある本に絡んだ仕事や人生での目標設定について語りたいと思います。

私がサラリーマンをやってきて得たもの。
その果に起きた出来事。
そしていまについて。

ある女が、社会で体験した出来事です。




24くらいの時だと思います。

とにかく仕事で頭角を現すことに躍起になっていました。

そのころ、いろんな本を読んでるなかで、勝間さんがまだ有名になる前別名義で書いた本に目が止まりまして。

これからの時代、30歳までに○万稼ぎましょう、という本です。
男性の金銭に頼らなくて良い、自立した女になりましょう。
そのためには、それくらい必要ですと。


その時実は、家族ことで27くらいまでに叶えたい夢(金銭がからむもの)というのがぼんやりあったんですけど、
その勝間和代の本の見出しを見た時に、なるほどこれだな、と思ったんですね。

私の夢は、この勝間和代が提示する金額くらいあれば叶うだろうと。
その額である必要は今思うとなかったけど、指標としてちょうど良かったんですよね。
※実際に目標にした額は勝間さんの提示した額とは違います。


それを目標としてからというのは、それまで以上に同年代では一番のエースでなくては気が済まない、社内で名前がとおってないと気が済まない、そういう時期でした。
そのかわり、道半ば倒れることがあっても、血を吐いても爪が折れても這い上がる、そういう精神でやってました。

で、申し訳ないがいわゆる仕事できない人を下に見ていた。
驕ってましたね、それはもう。

そんな時、ある本を読みました。




人生の成功とは何か
という本。

この本、「勝ち負け(出世や年収)での成功を目標にするな」ということが最初に書いてあります。
出世、収入、そういうものを目標にしてはいけない。勝者(勝ち組)の思想を捨てろと。
それには確実に限界が来るからと。

しかし、私はこの時これを読んで、
「これは勝てないものへの慰めだ、そう思うしかない人がそれに縋るんでしょ」
と、痛切に思いました。
で、パラパラとめくって最期まで読まなかった。

同じ時期先輩からも私の目標に対して
「それを目標にするのは難しい(出世等は評価やタイミングも絡むため目標として適切ではない)、別の軸を持った方がいい」
と諌められて、私の周りは腑抜けばかりか、とむちゃくちゃイライラしてて(当時年収が計画ほど上がっておらず焦りもあった)、それをまた別の先輩に
「広瀬は若いな…」
と笑われて、どいつもこいつもなんなんだと思った、そんな時期でした。


で、30になりまして。
目標叶いまして。

やれやれと。
ちょうど体調面で懸念もあり、いままでの働き方は無理だなと思った頃でした。


その時思ったのは、かなえた成功の代償です。

夢はかないます。
簡単です、そんなの。

それだけの、代償を払えば良いのです。
最悪のケースとして、病気になったり、精神が荒廃したり、泣いても血を吐いても、友達がいなくなっても、恋人に見放されても、その夢をあきらめなければ良いんです。
そうすれば叶う。

私が叶えたことに対する感想はこれでした。
ただ、かなった結果の副産物のおかげでのうのうと生きられるから、頑張って良かったな~とはおもうけどね。


でも、そこまでして、しがみつく必要のあるものなのか?
会社での競争とは。
なんのために働いてるんだ?

そういう思いが、芽生えてきました。

しかし、会社は相変わらずドッグファイトを求めてくるし、それをしないと生き残れない。


答えの出ぬまま、
頑張ったら体壊すかも?なんのために働いてるんだ?というブレーキと、
やらないと生き残れないというアクセルを
両方ベタブミにするような時期がここしばらくありました。


そして、色々あって、ほんと会社行けなくなったんですよ。最近。
転職とか抜かしてる場合じゃないよっていうw




ここにきてはじめて、若い頃に読んだ、
「出世、年収での成功を目標にしてはいけない」
という意味に気づきました。
こういうことだったのかと。


(社会での勝負に)負けなければいいじゃないかと思っていた若い私ですが、この経緯の中で、この出世などが絡む会社での競争というのはサイコロゲームだなと思うようにもなりました。

1以外がでたら成功、1が出たらゲームオーバーのサイコロゲームです。

病気、失敗、失脚、いろんなゲームオーバーがあるでしょう。
どんなに努力して築き上げても、1がでたらそれまでです。

しかもふればふるほど、確率論の問題で、1が出る確率は上がってしまいます。
どんなにうまくやってもいつかは、1がでてしまうゲームなんですよね。
ほとんどの人が負けるゲームです。


私も自分が1を出さなかったら、一生そのことに気づかなかったと思います。

そして1を出さなかった運なり力なりがあった一握りの人が、成功談を語り続けるから、サイコロゲームは人気でありつづける。

でも、実際はほとんどの人がふるい落とされるゲームです。
それは、自分がやってみた時な初めてわかる。


さて。さいきんの話ですが。


最近は昨日できたことが、今日できない。
というなかでいきてました。


そうなると、

「ああ、今日は洗面所まで歩いてゆけた」
「ああ、駅まで歩けた」
「ああ、今日会社に行けた」
「今週休まず会社に行けた」


もうそういうレベルで、ほんと心から良かったって思うんです。

毎日、良かったと思うことがあります。
今も、思います。
まず、これだけの文をかけるだけ思考レベルが回復してきてることが良かったと思います。


そして、このおり、人生の成功とは何か、を読みました。

「出世やお金という成功を目標にしてはだめだ」
そのことを、買って7年もたってようやく理解して、その続きに何が書いてあったのか知りたくなったんですよね。


この本の最後はなんなのか。


一言で言うと「成長しましょう」ということなんです。
今日できないことを明日できるようになろう、そうしてゆくことで、成果ができるのですよと。
イチローだってそうでしょうと。


大変な時も、楽しい時も、成長する糧なのだと。
そうして日々を真摯に取り組む。
悩んでる暇があったら研鑽。
日々を生き切る。


そういう話でした。


そして大事なこと。

成長は自分だけの勝負です。
つまり、出世などの成功ような相対評価ではなく絶対評価です。
自分がサボれば成長しない。それだけ。
(これがでも一番厳しいよね)

そこにサイコロゲームのようなチキンレースはありません。
病気になっても失敗しても、失脚しても、
そこからまた成長することはできます。
伸び続けられる。

本にも書いてありますが、目標とか競争とは本来そういうものですよ、とありました。

いま、その大切さを、ようやく理解しています。

ちなみに毎日できた事、良かった事を振り返るのは良いと研究による裏付けもあるそうな。

http://tabi-labo.com/107281/ted-happy-success/


そして、これはとても意外だったのですが、
「毎日できた事を振り返る」
と、
「今日はなんかいやだったな…」
「楽しく過ごせなかったな…」
と思う日があります。

「今日は何もなく平和に過ごせた」
そう思えない時。

なんでか考えてみる。


そうすると、自分のことが良くわかります。
自分のことだったら、明日から変えればいい、でもそうもいかない時もありますよね。

あいつが嫌なことをしたからだ。
あの時こうだったからだ。


相手に因果があるとしても、自分の癖が見えてきます。


なぜそういう人に嫌な思いをさせられるのか?
どうしたらそうならないのか?

「自分の成果(自分の成長)を侵害されないようにする」
という軸で、考えられるようになります。


そうすると、大体は逃げればいいやってことなんですよね。
めんどくさいから適当に流しとこwっていう。

だってそういう変なことや変な人にかまってる暇、もったいないじゃないですか。
日々を生き切るためには。


そして、執着しなくなる。
これがなにより大事だと思う。







人生の成功とは何か、という1冊の本を7年越しで理解した、人間の話。
そういう話でした。



広瀬ヒロ

好きなように書いています。

← 男性諸氏に聞きたい赤味噌問題。 モテない人ほど環境に注目しよう。 →

4 Comments

says..."承認待ちコメント"
このコメントは管理者の承認待ちです
2015.11.23 23:26 | | # [edit]
- says...""
婚活で検索して、一つ体験談を読ませていただいて、面白い記事だけど古いから、まだ活動しているブログなのかな、と思って最新記事を何となく読んだだけのとおりすがりのおっさんですが、この記事を書いた書き手の気持ちがすごくはっきりと伝わってくる内容で、思わず私も自分の人生について色々と考えてしまいました。
表現力が素晴らしい方だな、と。婚活記事も面白いですし(笑)
負ける人の方が多いという部分は、特になるほどと思います。
私は、相対評価である仕事での勝ち負けよりも、人間として成長していき、自分が尊敬しているこれまで出会った人たちの年齢時に、自分もそのような人間になっていたいと思っていますが、ある意味では仕事で勝つよりもハードルが高いようにも思っています(汗)
お体には気をつけてください。
2015.09.13 01:28 | URL | #- [edit]
ななお says...""
いつも日記を楽しく読んでいます。私は就職のときに適応障害になり一年寝たきりになりました。
強烈にやりたいことが見つかって普通の就活がうまくいきませんでした。
その時実家が倒産。両親が離婚。大学の学費が止まるなどなど色々あり。高校大学とDV親から自立しないとと思い必死で推薦で進学し、就職活動で自分の選択の過ちを知って自分の頑張った人生のむなしさに愕然として、一年間寝たきりになりました。(適応障害のうつ状態)
その後企業で働いて学費をためたりなど紆余曲折あり。いまはやっとこ東京でデザイナーをしてます。今思うと、あれから人生が良くなりました。ピンチは今までのやり方を見直すチャンスです。一年二年休んでも、自分がやってきたことをきちんと語れれば仕事もあるし、いったんお休みしてはいかがですか?
あたまの良いかたなら、いろいろな副業で食べていけますし。元気は休まないと、たまらないとお医者さんに言われましたよ。(今までの人生頑張った分)
困っているとき助けてくれる友人、異性は一生モノです。
ゆっくり休んで、ゆっくりこれからお付き合いを続ける方を見極めたらよいと個人的には私は思います。休むと自分の本当に望む方向もみえます。
体が無理なときは休みましょう。ブランクがあっても仕事はありますよ。
不安なら負担の少ないスクールや通信大学など空白を作らない方法もあると思います。評判の良い、心療内科。まず受診してみてください。心配です。
2015.09.10 23:45 | URL | #mQop/nM. [edit]
says..."承認待ちコメント"
このコメントは管理者の承認待ちです
2015.09.10 07:56 | | # [edit]

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