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honjitu no hirose

広瀬ヒロ

虚空に向かい思考を吐露して17年。 伴侶は孤独、幼なじみは希死念慮、命を支える偉大な信仰、降谷零。 自己葛藤から抜け出せない永遠のモラトリアム中年。引き続き、七転八倒をお楽しみください。

仕事が出来なくて死にたくなる人々へ


仕事できないとまず死にたくなりますせんかね。


「こんなこともわからないの?」「こないだもいったよね?」「この前もここ失敗したよね?」「いまさら?」と責められる。
お局とかに。

責められる恐怖感でさらに失敗する。

もうやだ、死にたい、仕事いきたくない。
どうしたらいいの。
自分は仕事が出来ないんだ。
仕事ができないクズなんだ。

で、いわれるのは「仕事が出来ないと思うことで思考をとめてる、それは甘えだ、甘えずやれ」みたいなセリフ。

こっちは息も絶え絶えなのに、そんなこと俯瞰して考えられるようなら最初から仕事できないなんてことにはなりませんw



じゃあどうすればいいのか。




仕事が出来ない人、これを読んでも、実は仕事ができるようにはなりません。
あなたのスキルは何も変わらない。


ただ、なぜ現状こういうことになるのか、それを理解すると、自分が仕事が出来ないからこういうことになってるのではない、ということが理解でき、責められないためには何が必要なのか?が見えてくるはずです。


今回の話は3年目、4年目~中堅くらいの人が役立つと思います。

新人でもいずれこの視点がないと苦労するので良かったらどうぞ。



さて。仕事が出来ないにもいろいろあります。

具体的には、

会議で何を言ってるのかわからない

何を提案したらいいかわからない、自分の意見を言えない(言われたこと、ではなくこの仕事をよくするために必要なことが分からない)

何が足りないのか、何に注意したらいいかもわからない

先輩から仕事を受けて要点を確認してすすめてるのに、先輩がイメージしてたものと自分が作ったものは全然違うもので責められる

など。


実は「仕事ができない状態」は、分解すると以下のようになります。


■ミスが多い
■事業に対する理解の不足
■事業の目的、目標の認識の不足
■見せ方、経験値の差



ひとつずつ説明してゆきます。




■ミスが多い


このパターンて、ミスが多いことよりも、そこに対して精神威圧をかけてくる人が怖いという話が問題のことが多い思うので、それに絞って話をします。


結論から言うと、精神威圧をかけてくる方が悪いのであなたは何も悪くないという話です。


そもそも渦中にいる時はわからないのですが、「恐怖によって教育をすること自体おかしい」という前提があります。

もし恐怖によってその仕事をミスなくできるようになったとしたら、恐怖の根源がなくなった時に再度ミスが出る可能性が高いです。
そもそもすごい無駄な教育です。

また、なぜミスしてはいけないのか?ということが本質的に理解できないままになります。
なぜダメなのか?どの程度ダメなのか?失敗したら死者が出るのか、誰かがめんどくさいだけなのか、わからない。

ミスをしてはいけない理由が「先輩が怖いから」以外にない。

恐怖による教育は否定はしません。
たとえば、地獄って絵本はやりましたけど、あれってようは「言葉で理解出来ないから使う方法」であるものですよね。

でもそれを大人同士の会話に持ち込む理由がない。

しかも、チームワークというのはギスギスしてたり威圧があると、能率が落ちる、ミスが増えるというのは研究結果としても出ています。


なのになんで威圧をかける人は減らないのか。
「精神威圧をかけてくるタイプは、それ以外の方法が自分で編み出せなくてそれをやってる」
からです。

あなたにため息をついたりイライラをぶつけてくるという教育しか思い浮かばない。

あかちゃんです、もう。
仕事ちゃんとやってよー!おぎゃー!って感じですかね。


なので、まぁ、その程度の人なんだな…と思って諦めましょう。
諦めるだけでもだいぶ違います。
赤ちゃんは、泣いてお母さんが来ると泣きますが、泣いてもお母さんが来ないとわかると泣かなくなるそうです。
同じです。
あなたがビクビクするから余計助長させる。


ミスは本人(作成者)は気づかないものです。
でなかったら世の中に二重チェックは存在しません。
あなたがミスをしたら先輩(確認者)が気づく、これで一つの正当な業務です。

ミスがあったら事務的に心を無にして「あ、すみません、有難うございます」と、流しましょう。心を閉ざす。

それと合わせて「ミスをしないためにはどうするのか?」もよく考えましょう。
(これは本来指導側がやることですが、相手は赤ちゃんなので自分でやります)

この時、自分で考える必要はありません。
本人は視野が狭くなってていい案を思い浮かびにくいからあんまり良くないです。

指導側、近い仕事をしている先輩何人かに聞くのが一番良いです。
ノートだったら実際ノートを見せてもらう、メモだったらどういうふうに書いてるかコツを教えてもらう。
先輩が「みんなそんなものだよ」「あぁあの人はね」って言う場合もあるでしょう。
あなたのミス率は変わらなくても、死にたくはならなくなるはずです。

あと、指導側と話せるなら「その仕事がどういった意味を持ってるのか」を聞くのもいいです。
自分にとっては細かい作業の一つでも、その先の人にとってすごい影響があると理解出来ると、自然とミスしないように気を配るようになります。(これが本来の教育)


四面楚歌であれば、おすすめは比較的治安の良さそうな知恵袋的サイトで聞いてみたり、過去ログ見ることです。
聞く時は、バレない程度に具体的に聞くのがいいです。
やりがちなミス、その時先輩に言われること、自分が対策としてやっていること、周囲はなんといってるかなど。
きちんと説明できれば、結構的を得た回答がきます。複数人が同じ回答を寄せるようであれば、まずそこから手をつけるのがいいでしょう。


それを繰り返しましょう。たんたんと繰り返す。
驚くほど、周りは見ています。
どちらが先輩なのか。
いずれわかります。


■事業に対する理解の不足


案件のかけもちや人が足りない案件に放り込まれることが多いと特にこの問題に当たりやすいと思いますが。

最初は誰でもその案件がわかりません。
だから自分も周りもそれは当然と思って、OJTで勉強しながら過ごすのですが、さてそろそろパフォーマンスを発揮してもらおうか、という1~2年経っても「そのチームが求めるこのくらい出来て当たり前」に全然近づかないことがあります。

このパターンはそれまでは普通に仕事がこなせてたのに、いきなりわからなくなってしまうという場合が多いです。

ある時「え?今更そんなこと?」「それわかってなかったの?」といわれる。
考えてみて、といわれても何もわからない。
何がわからないのかもわからない。
会議についていけない。

なぜいきなり…

この問題がいきなりおこる理由は、配属1~3年目の「このくらい」というのは作業仕事であることが多く、
中堅になってからの「このくらい」というのは事業企画であることから来ています。


事業企画、つまり事業をどうするか?(このチームにはこれが必要だと考える力)には、材料が必要です。
その材料は何か?

たとえば受託のIT屋だと、
・クライアントの事業内容
・クライアントの強み、弱み
・クライアントの収益構造
・クライアントの予算規模
・クライアントの主要人物とパワーバランス
・クライアントの競合他社の動き
・受託してる案件の歴史
・受託してる案件の契約内容
・受託してる案件の収益構造(KPIなど)
・受託してるシステムの構造
・受託してるサイトの企画内容
・受託してるサイトの運用内容
・下請けへの委託内容

このへんは最低限必要になります。

ようは、この事業とは、なんぞや?の部分です。

それがあると、大体はじめての事業でも
「つまり、これとこれを押さえれば大丈夫だろう」
「ここは不確定なまま残る(でもそれはやむなし)」
という判断ができる。

しかし、どれか欠けてると材料不足で適正な判断ができないため
「ここは不確定なまま残る」→「いやそんなことないでしょ、もっと良く考えてよ」→「いやわかりません」→「え、何年いるの?仕事できないね…」ということになる。

ここで何がかけてるのか対話者が見抜ければ教育的にも良いのですが。

一方、作業仕事というのは、
・受託してるサイトの運用内容
だけわかってればできるんですよね。

正直それだけで3年はやっていける。
ただ、中堅になった時に突然それ以外のことをもとめられても材料がないため分からず撃沈する。

これがこのパターンでの仕事できないの正体です。

思うに、普通に仕事してきたのに中堅になってぱっとせず居ずらくなって辞める人はこのタイプが多いのではと思うのですが。

これどうするかというと、ほんと
「会議でわからないことがあったら聞く」
「説明されてわからなかったら聞く」
しかないと思います。
そのためには恥を捨てるしかない。
いつか排斥されないためにも。

で、聞いた後の理解として大事なのが
「ざっくり概念としてわかるレベル」なのか
「知識として習得し、応用できるレベル」なのか
ということ。
実はこの話の理解の中では
1~10をざっくり理解するよりも、1~3だけは理解出来てあとは不明なまま、というほうがまだマシ、ということがあります。

ざっくり理解しても、結局アウトプットもざっくりなので、あまり使い物にならない。

また、ざっくり理解の危ない点として、話されて
「(ざっくり概念としてわかるレベルで)全部わかった」
と言ったつもりでも
相手は
「(応用できるレベルでしっかり)全部わかった」
と受けてる場合がかなりあります。

これが「こないだ言ったじゃん、なんでできないの」の正体です。

とはいえ、全てを理解するまで聞き続けるというのは実務上難しいと思います。
多分しつこい変なやつだと思われる。
なので、
「1~10をざっくりききながら、今大事そうな3と4と8はしっかり理解してわからない時は粘って聞き続ける」
もしくは、
「ひとまず1~5まではしっかり覚えて、あとは諦める」
というのもありです。

それをやると責められそうですが、経験上「全然わかってない」と、相手もヒートアップして討論自体が始まらない場合があり、こちらも何が悪いのかもわからぬまま試合が終了するのですが、
「後半NG」くらいだと「前半はわからなかったけど後半ついてこれなかったんだな…」と理解されセーフ扱いになることが多い。





あとは、新人でないならその案件に配属されて少しした段階で、前述の「この事業はなんぞや?」の、説明を要求するのは、大事ですね。
OJTだと、所詮歯抜けで覚えるから、いつかしわ寄せが来る。

私も今までを振り返り、事業説明があった案件はあまり混乱してなかったなと思います。

あと、案件掛け持ちとかやってると、当然1案件に対する理解度は薄まるので、この問題にぶつかりやすい。

なので、そのへんを予め理解した上で業務に臨むと、ある日突然「あれ?」ということにならなくて住むと思います。


次回へ続く。

広瀬ヒロ

好きなように書いています。

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2 Comments

どら says...""
はじめまして。
読んで気持ちが軽くなりました。

私はアラサーで、今の会社に非正規で転職し日が浅いのですが、入社時に正社員が一斉に辞めてしまい、一応教育係?の派遣の女の子に責められる日々です。彼女も経験が浅いし未経験なのですが、ただただめちゃくちゃ責められる。全く教育になってなくて、次は出来るようになる為の指導が一切なく、生かされる要素が欠片もない。そんな環境でいるので、続きを楽しみにしてます!
2015.08.22 10:10 | URL | #pHUJOCts [edit]
スズ says...""
興味深く読みました。
大変な所でとても頑張られたから書ける内容だと思います。
犠牲にしたものもあるでしょうが、お金ももちろんですが、その経験が広瀬さんの力や魅力になっていそうです。
2015.08.21 21:01 | URL | #- [edit]

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