幸せな妄想に浸る理由
婚活をしてて、
不思議に思う困った出来事があった。
私は人見知りをしないので初回は全く問題なく楽しく話せるのだけど、1回目話した感じで自分が好感を持った時、2回目の面談の前で物凄い精神的に混乱するのだ。
どういう混乱かというと、2回目の数日前になると動悸、常に胃が熱くなり胃痛になるというのに加え、
2回目の面談の想像がエンドレスで展開されるのだ。
仕事中でも好きあらば展開されるのでほんと困ってて、なんでこんな風になるのかとても不思議だった。
このくせは婚活を始める前からあって、悲惨なパターンだと精神摩耗の酷さに参ってしまい「もうこの人は相性がわるいんだな」と思って逃走したりもした。
ちなみにこの症状は、こちらに好意がない時は全く出ず、好意が強いほど症状もひどくなるので、気にならない人は仲良くなり、気になる人は疎遠になるという変なことにもなりがちだった。
で、何が不思議かというと、実は面談の想像というのが「比較的うまくいく妄想」なのだ。
不安なら人は、そういう時こうなったらどうしよう…という妄想をすると思う。
というか私は常にそういうネガティブな妄想しかしない人間だ。
なのに、恋愛関係だととたんにポジティヴな妄想が炸裂する。
なんで?!!
これについては、ずっと
「少女漫画の読みすぎで妄想が激しいだけなのかな?」
「喪女だからかな?」
と思ってたのだけど、最近もこの症状が出て、ちょっと頑張って向き合おうという気になっていろいろ調べてみたのだ。
すると面白いことが分かった。
なんと人間は、不安が強すぎると心のバランスをとるために、幸せな妄想をするらしいのだ!
人間怖い…!!
マッチ売りの少女の妄想と一緒じゃん!
死の妄想だよ!!!
さらに不思議なのは「なんの不安?」ということ。
当然思い当たるのは「お互いの関係が上手くいくかどうかが不安」ということなのだが、ちょっとの失敗でうまくいかないようならどちらにしろ無理というのも年の功で分かってるので、いまいちピンとこない。
しかしよく思い出すとこの動悸胃痛妄想。
ほかの局面でもなってることを思い出した。
それが…面接!
婚活と同じでどうでもいい会社面接や試験面接はバンバン通るのに本命だと「君だれ?!」くらいの失敗をさんざんやって来たんですよ私はw
1次面接は余裕合格で2次以降でそれがくるのでほんとこっちもつらいw
何なのかなぁ別に恋愛関係が原因ではなさそうだなぁ?と数日考えたりネット巡回して(ネットはほんと何でも知ってて便利だよなぁ)わかったのは。
完璧主義であること
そう、私は完璧主義だったのだ。
生まれてこの方1回も思ったことがなかった。
なんでかって別に私キッチンがピカピカでなくてもテスト赤点でも全く気にしませんからね。
ただ、「人間関係だけ極端に完璧主義」なのだと思う。
言い換えれば、いい子病。
つまり私は何に不安を感じていたかというと、
「お互いの関係が上手くいくか」
「面接が上手くいくか」
に不安を感じていたのか?ではなく
「1回目の好評を超える完璧なデートができるか」
「1回目の評価を超える完璧な面接をできるか」
に不安を感じていたのだ。
しかし、試験で100点をとるのは狙ってできるが、人間関係というものは、狙って100点をだすことは不可能に近い。
そもそも人は「100点を狙った遊びのない人間」に100点を感じないからだ。
そこに対して100点を取らなきゃなんて考えだしたら、そんなの不安になるに決まっている。
分かってみれば大した話じゃないのに。
そういう理屈がわかったら、全く不安にならなくなった。
夜の窓に映る大きなおばけも、ただ庭の木がそう見えるだけとわかればさしたることではない。
Twitterの婚活垢みてても、もしかしたら、私と同じような人いるのではないかなと思う。
「部分的完璧主義」の人。
しかもそれは、いわゆる完璧主義の性質やありがちな問題とは、一見全く関係ないような問題を引き起こす。
婚活は、いろんなことを教えてくれるなぁって、思うよ。
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