仕事で成果をだす方法
簡単にいうと、コミケの大手女性作家がイベントに来るストーカーに悩まされていて、護衛としてレンタルおっさんを雇い夏コミに挑んだレポマンガです。
そもそもこの話は最初にtwitterでめちゃくちゃバズって、それで書籍化したんですが、書籍には夏コミ編の他にも色んなレンタルおっさんに話を聞いた描き下ろしのレポが乗ってます。
最初は気になってなかったのだけも、
「(単行本のみに収録されている)うんちマンの話がかなりいい」
というツイが多くて
「うんちマンってなんだよ⋯しかも話がいいってなんだよ⋯」
と気になりだし買ってみました。
で、実際うんちマンの話というか思想がかなり凄い。
一番感心したのが
「仕事とは信用を稼ぐことが大事、金は信用によりついてくる」
という考え方。
信用ってなんだよって思いますが、事務系のサラリーマンで当てはめると
・期日を守る
・メールを早く返す
・わからないことはすぐ聞く
・読みやすい書類を作る
・言ったことを守る
とかそういうことです。
マンガの中ではいい話として語られてるのですが、これを読んで思ったことがありまして。
私の住んでる世界は、業界の中でも引き抜き引き抜かれが起きやすい界隈なんです。
で、見てるとめちゃくちゃ仕事できる俺様タイプがひきぬかれやすいってわけでもないんですよ。
人気なのは、大成功事例があるとか、見た目からして仕事できそう!って思われるようなバリバリキラキラタイプでもない、饒舌ってわけでもない人。
長らく引き抜き市場で何が評価されてるのか不思議だったのですが、この信用の話を読んで、
「引き抜きって信用の貯金が高い人からされてる。例外ない⋯!」と思いまして。
言われてみると簡単なんだけど今まで全然気づかなかった。
俺さまって実は俺SUGEEEのために仕事してるので周りの信用って意味ではあんまり高くないんですよね。
俺SUGEEEできなさそうなポイントではうまく逃げたりするので。
そういう人より、何が来ても自分が得意でも不得意でも、とりあえず自分の全力を尽くして考え抜いてやる人の方が信用は高い。
そして、これは実体験からも思うのですが、仕事が成功すればそれは信用の高まります。
でも、期日が守れなくても、間に合わないことを謝って、その結果期待に応えるものを出せば、信用は下がりにくい。
そして、時には仕事を断ることも信用には大事だと思います。
例えばそれをやることで仕事に不利益が多い時とか。
だから、言われたことだからいう理由で仕事するタイプも信用が高いとは言いきれない。
「この仕事をどういう風にこなすことが、最も周囲の信用を勝ち得るか?」考えられる人。
それこそがどんな業界でも、どんな仕事で必要とされる人なのだと。
仕事で結果を出すって、こういう事なんだと。
すごい目から鱗の話でした。
ここまで読んでいただいて最後に言うなって話ですが、私の話よりうんちマンの話の方がわかりやすいので本読んでみてください。
普通に夏コミ編の話も面白いよ。
私も今年は信用を勝ち得ることを頭に入れて仕事したいと思います。
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