信じる覚悟。
最近、たまにある人に会うんですよ。
ある人は、すごく素敵なお宅で、私はその家が大好きなんだよね。
すっごい快適なおうちなんですよ。
私は人の家に長居するのがあんまり好きじゃないんだけど。
その人のうちだけはほんとに居心地が良くて。
実際かなりおしゃれな家なんだけど。
それだけじゃなくて、いい気に満ちた家というか。
今日はそのお宅の屋上で少しだけ夕焼けを見たんだけど。
一番星の輝く濃紺の空と、群青色の雲のむこうに、うっすらと金色が輝いていて。
なんとも素敵な長めでしたね。
同じ国に同じ国民として生きてるのに。
別のその人が億万長者ってわけでもなく。
この世に同じように生を受けて、みんな同じような人生だって思いがちだけど。
なのにこんなに生きてる世界が違うんだって。
まぁ、とはいえ相当頭おかしい人ではあるんだけど。
私最近、会社で怒り狂ってるんですよね。
今の案件は、コケたらマジでやばい。
20人くらいのチームでやってるんだけど。
(まず開発でもないのに、20人月かけてる案件というところでわかる人はお察しだと思いますがw)
ほんとにひどい有様で。
いい人たちなんだよ。いい人たちなんだけど。
大学のサークルみたいだなぁ、と。
よく思います。
そんな毎日を送りながらさ。
思うんですよ。
正直30すぎて、バカバカしくて。いやですよ。
キーキー会社で言うのとか。
前職でそういう人間冷ややかな目で見てたのもあって、なんでこんなことしなきゃいけないんだよって思います。
案件を成功させるためには、チームの仲が良くないとダメだっていうのも本当によくわかっていて。
でもさぁ、過去、事業がほんとに傾いたあとの組織の内情とかも見てきたってのもあるし。
本当に焦ってしまうんですよね。
今の状況に。
それに対して、その人、答えて曰く。
(ちなみにその人は会社いくつか持ってる社長です)
やっぱりさ、チームが信用できてない案件は絶対に失敗すると。
でも、ダメな部分にくちを出さないようにすると、我慢になるんですよね。
それをしてしまうと、いつか爆発します。
じゃあ何が必要なのか。
覚悟です、と。
相手を信じてないから、口を出したくなる。
相手を信じてないから、イラついて話の途中で口を挟む。
ちゃんと話を聞いて、最後まで受けとめて、理解すること。
その上で「あなたがそういうのなら出来るんじゃないですか」と言えるかどうか。
言うだけじゃなくて。
人はそういう詭弁を見抜くから。
だから、本当にそう思えるかどうか。
それは、私が、相手を「信じる覚悟」が出来ていたら、可能なはずだと。
「こういう風にやるんだよ、あとは君なら大丈夫」と言った時に初めて人はできるようになる。
今のままだと案件は成功しない。
だったら尚更。
成功させるために、やり方をかえなくてはいけない。
チームの信頼関係があった方が少なくとも今より成功率は上がる。
そこに対して必要なのは、「信じる覚悟」ができるかどうか。
そういうことを話されました。
これは、結構いろんなことに言えるよね。
友達とか、パートナーとか、子供とか。
人間関係のあらゆる基本な気がする。
「お前ならできる、いいかシモン、自分を信じるな。俺を信じろ。お前を信じる俺を信じろ」
グレンラガンでカミナの言ってたこと。
こういうことかって、
今更ながらに思う。
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