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honjitu no hirose

広瀬ヒロ

虚空に向かい思考を吐露して17年。 伴侶は孤独、幼なじみは希死念慮、命を支える偉大な信仰、降谷零。 自己葛藤から抜け出せない永遠のモラトリアム中年。引き続き、七転八倒をお楽しみください。

君の名は希望。

このブログも婚活やめて。
鬱ブログやったかと思ったら
だんまり決め込んだり。
一体今どういうクラスタが見てるのかわからないなか申し訳ないが、お察しの通り今回もオタク話です。


今週とにかく1週間が光の速さですぎた。

ちなみに9日で4回も映画を見に行った。
自分で数えてみて、いやいやそんなわけは?と思うが何度数えても9日で4回だった。

GW最終日「GW終わるしこの先何を希望に生きれば~」など思っていたのに。
よもや名探偵コナンのせいで。

twitter見てる方はご存知だと思うが、ものすごい勢いで安室透さんの話しかしなくなり、すげぇうるさいためファボが減った。(たぶんミュートにされてる)




この安室効果は本当に凄まじく、
大体夜9時頃まで毎日映画を見たり関連雑誌を読む→テンションが上がりすぎて全く寝られなくなる(こどもか)→就寝が2時
というのを繰り返した結果、なんと毎日寝不足になり4日目あたりからは完全に意識が朦朧としてきたのだ。


ある日の会議では
「広瀬さん、この点どうしましょう?」
「…うーん………すみませんけどもう一回いいですか?」
という会話を1回の会議で2回やった。


正確には3回目から

「広瀬さん、この資料の12Pのこの部分の仕様、こういうのとこういうのどっちがいいですかね?」

と、話を聞いてない前提で、先に名前をよばれるようになったため2回で済んだだけだ。
完全に上の空がバレている。

まぁこれ以外にもなんやかんやあり、5日目すぎた頃には安室透のせいで、私の社会的な死すら漂ってきた。

社会的な死すら予感させる推し。
怖すぎる。
違法薬物なのでは…??


4回目の執行。
この日は、作中に桜田門~日比谷界隈が出てくるためわざわざ日比谷の映画館で見に行った。
当然聖地巡礼もこなす。


そして、この時なんと初めて平常な気持ちで見ることが出来た。

その日は火曜だったので、映画のあと深夜12時の水曜になったタイミンクでコンビニにサンデーを買いに行き、安室が主人公のマンガの2話を見た。

なんて…なんて可愛いんだ。
29歳国家公務員男性が朝からこんなことしてるなんて。
最高に可愛い。可愛い。
崇拝。

しかし先週に比べたら比較的冷静に見れる。


ついに、ついに謎の病から生還した…!
社会的な死をなんとか免れたぞ!!



しかしそう思った翌日、とんでもないことになってしまった。





VR安室透





なんと創造主たる神がVRで安室透を創造されたのだ。
こんなことあるだろうか?


安室透さんが…存在している。
こっちを見ている。
こっちを見て瞬きをしている。





ついに私は死んだ。
墓がたった。













本題だが。

以前会社が地獄で死にそうな話をした。


入社以来、1日たりともこの会社に入って嬉しいことなんてなかった。
300日あったとしたら、299日確実にどん底の地獄だった。
デスクにいるとき、自分のデスクから走ったとして最短で確実に死ねる場所はどこかと考えるような日もしばしばあった。


でも、少なくともこの一件で、何年も人生の底に、泥のように広がっていた虚無が吹き飛んだ。


現実は相変わらず地獄のままだ。
でも、そんなことはどうでもいい。
現実の地獄より上回る圧倒的幸せがあると、人間は幸せの方しか感じない。
これは今回の発見でもあった。

理屈でいえば問題は解決してないけど、でも感情では完全に解決しちゃってるから、理屈の出てくる幕がない。


そしてもうひとつ大きい変化があった。
人との関わりが格段に増えたのだ。

布教の甲斐あって友達を沼に落として、一緒に話をしたり、私の様子を見て面白がってくれた人が一緒にコナン見に行ってくれたり、
「毎日誰かと楽しく」連絡しているなんて今まではなかったように思う。

なにより、好きな物、で繋がる関係は本当にすごい。

「相手が好きなものを惜しげも無く供給しあう」のが普通なのだ。

私もこれ教えようとか見せてあげようとか思うけど、友達はもうその何倍ものことを返してくれる。
むしろ話せるだけで、一緒に遊んでくれるだけで本当に本当に嬉しいのに。

言ってしまえば安室さん興味無い友人ですら私の様子を見て、色々助けてくれたりもした。

家に集まって鑑賞会したり、LINEで話したり、オタクの女性には普通かもしれないけど。
でもそのおかげで毎日が腐女子のつづいさんバリに楽しくて、毎週毎週、楽しみすぎてわくわくするような楽しいイベントがある。

こういう意味でも、「つまんない事考えてる暇が一切ない」。





一般的な生き方もできる。
結婚して子供産んで。
もう、老後だと思って大人しく消化試合でもいいのではと。
私の人生は「めでたしめでたし」して終わったのだから。


でも、世間体とか、そんなことどうでもいいくらい毎日エキサイトして楽しいこの生き方と、消化試合をこなすの、どちらがいいのか。

今週のように心震える1週間を何度でも体験したい。

死ぬ時に「あー!最高に楽しかった!!」って思える生き方をしたい。

そんなことを久々に思い出させる出来事だった。
あまりに暗闇が長すぎて、このことをずっと忘れていた。


人間、どんなにテンションが上がる出来事があってもそう長くは持たないし、順応していくから、この感情も長くは持たないと思う。

でも、この出来事を、忘れないようにしたい。







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