安室透と私の半年間。
劇場版 名探偵コナンゼロの執行人を初めてみてから、ついに半年が過ぎた。
今日は半年たった安室透の女のあれこれについて、3本立てでお送りしたい。
安室透セレクションの話。
先日、ここでも書いた安室透セレクションというTVでの安室透登場回を劇場で放映するイベントがついに開催され、いそいそと参加した。
トークショーで古谷徹さんが話していて知ったのだが、なんと当選倍率12倍。
当たっただけでもすごいのに、ランダムで配置された座席は、後方3列目ほぼセンターの超良席&トークショー時は古谷さんの位置の真正面だった。
本当に、神様はいるんだな、と感心さえした。
イベントは23時から始まり、30分の古谷徹さん(安室透役)と高山みなみさん(コナンくん役)のトークショー後、30分休憩を2回はさみ5時すぎまでの上映。
寝るのではと友達と散々心配したものの、大画面で見る安室透は失神するほどの素晴らしさで、6時間ぶっとおしで血圧が尋常じゃないほど上がり、常時手汗かきまくりの、強烈すぎる安室透との一夜だった。
どれくらい強烈かというと、安室透のあまりのかっこよさに、安室がしゃべってる間の記憶がすべて飛ぶ。
大画面に安室透が映り、
ああああああぁぁぁっぁぁ!!!!!!!!
となった次の瞬間には別のキャラクターが映る。
この辺はちゃんと記憶があるのに、安室透がまた出ると、
あぁあぁぁぁっぁ!!!!!!
となって、記憶が飛ぶ。
これを6時間繰り返していた。
以前ネットでみたのだが、人間強烈に好きだという感情を抑えながら対象を見ると、記憶が飛んでしまって何も残らないらしい。
実は、執行人を20回以上劇場で見た理由もまったくこれだ。
半年たってもこの調子だ。
ちなみに、その上映会でコナンアニメ史上屈指の神シーンが入る「裏切りのステージ(スコチが死ぬ回)」が上映された。一番最後に。
劇場の大画面&TCX音声で緑川光さんの演技を見せられたオタクは、無事に精神が崩壊し死んだ。
もちろん死んだのは私だけでなく、上映が終わってすぐ、シアター内で友達たちと集まったのだが、全員、ドドンパ10回くらい乗った直後のような顔をしていたのが印象深い。
安室透は、ドドンパ。
ぜひ、皆さん覚えておいてほしい。
安室透と創作活動の話。
前回同人誌をつくっているという話をしたが。
なんと安室透のおかげで、また新しいことができるようになった。
それがなんと創作。
いわゆる二次創作小説なのだが、私は全くこの界隈に詳しくなく、ほとんど読んだこともなかった。
そもそも本屋に売ってる文芸小説すら読んだことがない。
読む本と言ったらノンフィクションばかりだし、カフカやヘミングウェイあたりは読んだことあるが、現代のものだと最後に読んだのは、ハリーポッターくらい。東野圭吾も村上春樹も、全く知らない。
そんな人間が、ある日突然。
何の前触れもなく、小説が書けるようになった。
お前、そんなブッタが天上天下唯我独尊って言いながら生まれたみたいな話、ある訳ないだろと思うだろう。
私も思う。
だが、本当によくわからないけど、執行人の円盤を見て、見終わった後、「降谷零を書きたい」と思い、唐突にピクシブにアカウントを作り、同じジャンルの小説を1時間ほどいくつか斜め読みして、「よし、テイストはわかった」となって、その3時間後には1本投稿していた。
恐ろしいことに話はそれだけで終わらず、その日から凄まじい速度で文字を書き続け、20日で10本弱、80,000字程度を生産した。
(ちなみに、今回のこの記事は3,500字程度なので、約20倍)
当然、そのスピードで書こうとすると、生活はあっさりと、ないがしろにされていく。
19時に家に帰ったら、速攻着替えて、そこから休憩なしで24時までぶっ通しで執筆。
朝も1時間ほど書き、さらに土日も毎日5~10時間は書くという、すごい暮らしだ。
ただ、正直、小説自体がなんなのかわかってないため、できた結果の作品の精度がまったく安定しない。
ほぼ一瞬で閃いてそこから8時間ほどで完成。自分が何回読んでも飽きないような傑作ができることもあれば、
毎日毎日一生懸命やっても筋が固まってこず、なんとかかんとか作り続け、とうとうネットで「創作 つまらない どうしたら」等と検索し、「ひとまず完成させましょう」というプロのアドバイスを読んで完成させるも全く楽しくないものまで、千差万別。
ちなみには私はいわゆる自給自足型の人間なので、「自分が求める最高の降谷零を読みたい」という理由で、自分を楽しませるために書いている。
そのため、その結果できたものが楽しくないと本当に徒労感が残り、自分の文章の下手さに打ちひしがれることも多い。
それでも、この年になっても、今まで全く興味のなかったことが突然できるようになるんだなぁ、という驚きは相当なものだ。
もっとうまく書けないかと、あらゆる人気の商業小説を読みまくって勉強するきっかけにもなっている。
おかげで村上春樹も読んだ。最初の50Pで脱落したけど。
新しい世界に触れるという面白さを久々に感じたし、いくつになっても、新しいことはできると、驚いた出来事だった。
安室透とヒロの話。
♯コナンコミックス派でネタバレダメな人は読まないようにお願いします。
安室透(本名:降谷零)には、幼馴染がいる。
これがもう普通の幼馴染ではなく、ぐりとぐらみたいなものだと思ってほしい。
ぐりとぐらだけど、ぐりを残してぐらは死ぬ。
そのハードコアぐりとぐら展開に、腐女子たちが立ったり座ったり忙しくなってしまうのが「降谷零とその幼馴染」の関係だ。
その幼馴染は、名前を、諸伏景光(もろふしひろみつ)という。
しかし、約2年前の登場から最近まで、まったく名前が分からなかった。
景光という名前だとわかったのも今年6月ごろ。名字が諸伏だとわかったのは、つい数週間前だ。
そして、降谷零の愛称が「ゼロ」なため、オタクたちの間では、「ヒロ」と呼ばれていた。
しかし、10/18。突然、オタクたちに激震が走った。
コナンのコミックス購入特典の裏にQRがあり、それを読み込むと、LINEで降谷零と話して遊べるというキャンペーンがこの日始まった。
なんとそのLINEで、安室透の声優である古谷徹さんの取りおろしボイスで、「ヒロ」と呼ぶセリフが公開されたのだ。
公式が、まさかの「ヒロ」呼びを公式化した。
これから諸伏景光と降谷零の関係は原作でも登場するので、確実にアニメでも「ヒロ」と呼ぶシーンが連発することは間違いない。
それが一体何なんだ、と思うだろう。
実はわたし、本名がヒロなのだ。
世の中、こんなことあっていいと思うだろうか……
毎日毎日、こんなに振り回されている史上最強の推しに、めちゃくちゃな勢いで自分の名前を呼ばれる。
これは、オタクであればだれしも夢見る年末ジャンボ宝くじ1等だろう。
私だって、オタクになって20年以上。無理だとわかっていても一度は見た夢だ。
そのドリームチケットを、なんと手にしてしまった。
いってしまうと、ヒロ以外の文字も被っているので、1等前後賞合わせて当たったといっても過言ではない。
フルネームは、もう少しいい名前なかったのか、と常日頃思っていて、周りからも「広瀬さん」と呼ばれる方が余程好きなのだが、まさかここに来て伏線回収されるとは思わなかった。
アニメで「ヒロ」と降谷零が呼ぶ日。
それを聞いた瞬間、私は死ぬだろう。
まさか自分の命日を名探偵コナンに握られようとは、誰が思うだろうか。
本当に意味がわからない。
多分去年の今日の自分に言っても、「薬でもやってるのか?」と思うだろう。
まぁ実際、薬やってるようなものなので、間違いでもないが。
そんな3本立てでお送りした、安室透とのあれこれ。
一体いつまでこの生活をする気なのか甚だ不思議だ。
でも、生きてると色んなことがあるんだなと、人生で最も思い知らされた半年だった。
これからも、ことあるごとに血圧をあげたり下げたりしながら、降谷零を全力で推していきたい。
← 広瀬、同人誌頒布の進捗 やるべき時にやらないとこうなる。お姉さんとの約束だぞ。 →