知らないことを知らない人々。 - -honjitu no hirose-
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知らないことを知らない人々。

2019/ 12/ 15
よた日記
                 
時々、人間関係の不思議な場面を目撃する。

たとえば…

3人の人がいる。
3人は文化背景や価値観が近く、長年の関係がある。
まず、Aがあまり常識的でない言動をする。
Bはそれに対してドン引きして、距離を置く。
傍観者のCは、Aの非常識さと共にBの心情を理解する。やんわりとAに伝える。
しかしAは全く理解出来ない。

というもの。
BCの反応から分かるようにAの行動は全く普通ではない。
同じような価値観を持ってて、突然こんなことあるんだ?!と最初に目にした時には驚いたが、生きてると結構みかける。


ひとつ、最近、実際にあった例をだすと。

「AとBが東京駅でご飯を食べることになった。
東京駅に詳しいAが詳しくないBに対して、グランスタのメープルマニアのところにいる、と告げた。
読んでる皆さんの大半はどこだよ、と思うだろう。
当然、Bも同じことを思い、迷い、たどり着けない。
BはAがこっちに来て欲しいと頼んだが、え?そんなに難しくないでしょ、と地図のURLを送り、動こうとしない。
ちなみに、会おうと誘ったのはAであり、店を探して予約したのはB。店は八重洲口(待ち合わせと真逆)。」

この事件、自分はC(遅れて参加だったので現場にはいなかったがlineのログであとから知った)だったが、衝撃を受けて、当時何人か、当事者を知らない他人に話したところ
「AとBは友達なの…?私がBだったらAのこと、友達だと思わないけど」
という意見が多かった。

その後、私(C)はAに、あんまりよくないと思うけど、と伝えたが特にコメントはなく、Aはその後も普通にBを誘っているようだったが、当然絶縁した。
興味深いのは、Aは今でも「最近Bと会ってないけど忙しいのかな」と言っていることだ。
全く心当たりがないのである。

嘘みたいだと思うだろう。
私もそう思う。
しかも、これを読むとAが非常識な極悪人のように思えるだろうが、普通の一般常識ある人なのである。
類似の事件の時も普通の人だし、なんなら私すらA役をしたこともある。

人間は不可解な行動をする人間の話を聞くと「そんな人がいるんだ」とまるでニュースの世界の事のように認知する。
なぜなら、そう思わないと、「自分の身の回りにもそういう意味不明な人がいるかもしれない」という周囲への不信、恐怖に繋がるからだ。
自分の身の回りだけは安全だと思いたいのが人の心理だろう。
でも実際のところは結構いるのである。



さて、こういうトラブル、なぜ起きるかといえば、これは「自覚の欠如」が大きいと思うようになった。

自覚とはなんだろうか。

先程の例だと、Aにとっては、
東京駅のグランスタのメープルマニアの場所へは誰でもたどり着ける場所なのだろうが、当人にはその「自覚」がないのだ。

その自覚があれば、
「自分はできるが、できない人もいるかもしれない」
と想像出来るが、自分ができるという感覚自体が抜け落ちているため、他人には出来ないかもしれないという感覚も思考から消えてしまう。
なんでたどりつけないのか分からないのだ。

すると、自覚がないものの、実際には行動が可能なAと、
情報を持ってないBの間で軋轢が起こる(場所にたどりつけない)。

客観性、想像力の欠如に似てるかもしれない。
ただ、客観性の欠如は、「あなたが持ってる情報と相手が持ってる情報は、違います」といえば、ある程度は認知には差があることを理解したり、差があることを認めたくない時は怒りだす、などの反応がある。

一方、自覚の欠如の場合は、同じことを言っても自分ができるという自覚がないから、なんの話?となってしまう。

絶縁されるほどのことをしておいても「なんで最近会えないのかな?」とぬけぬけ言えるのは、その自覚がない所以だろう。



なぜ自覚の欠如は起きるのだろうか。
自分自身、自覚の欠如で人から絶縁されたことがある経験を参考にすると…

自分の時は、「自分ができることは誰でも出来るだろう」と思っていたからだ。
正しくは「自分ができることは誰でも出来る」という自覚がなく、無意識にそう思っていた。

こういうと、傲慢な意見に思えるが実は逆。

「自分は全く大した人間ではないから、自分ごときの人間ができること、やっていることは、他人様は全て簡単に来ないしてるに違いない」

という認識だ。
無意識下にそういう認知があった。

自分の場合は、街はずれにある人気の店に行こうと誘われていったが、満席で入れなく路頭に迷った時、まさにこの状態になった。
自分はそういう辺鄙な場所に行くときには路頭に迷わせないように必ず予約を入れるし、その友達と会うときには自分がほぼ予約をしていたのだが、友達は予約していなかったのだ。
その時、まさか予約してないとは思わなかったので「え、予約してなかった?」と思わず驚いてしまったところ、めちゃくちゃ逆切れされた。
人に期待しすぎだと。
しかし、逆切れされつつ、友人はその地域に土地勘がないため、代打の店を探したのは結局私だ。

こういった経緯により、相手とすれば、不当に高度な要求をされたと感じ、怒りを貯め軋轢が生まれる。
そして、こちらは、いつもは人がやってる快適さを享受している割に、なかなか傲慢だな…と震え上がる。



話がそれたが、自分を低く見積もりすぎることで、自分が知ってるのだから他者が知らないはずはないという、自己評価が低いタイプの「自覚の欠如」のほかにも色んなパターンがあるように思う。

自分と他人は違う、という幼児期に得るはずの認知を上手く獲得できなかったため、自己と他者の区別が曖昧で「自分が知ってることは周りも知ってるはず」と思う人もいる。

自分が「その情報をどうやって獲得したか」忘れてしまったため、なんの説明もなく他者にお願いをして「え?こんな簡単なことも出来ないの?」と他者に威圧をかける人間もいる。

また、単純に他者への配慮が無さすぎて、何も考えてない人もいる。

いずれにせよ、他者との自己の知識量や認知に差があることを自覚してない故の失敗だ。



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この話、別にオチも何も無いのですけど…
興味深いのは、このパターンに陥った人間関係は、全部絶縁していることなんですよね。
何十年の付き合いだろうが、どんなシチュエーションだろうが、知る限り、和解率ゼロ。

本人が全く自覚してないところで切られるっていうシチュエーション。
見る度に、人間関係ってなんなんだろうなと不思議な気分にさせられますね。

                         
                         

コメント

        

Re:
初めまして!
そしてありがとうございます~!
ほんとですね、書いてる時にズレてしまったようで…

教えてくださって助かりました😇


>はじめまして、こんにちは。更新を毎回楽しみにしています。
>
>冒頭の例なのですが、少々混乱しましたので・・・
>↓↓こちらの記載、AとBが入れ替わっちゃってますか??
>
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>傍観者のCは、Bの非常識さと共にAの心情を理解する。やんわりとBに伝える。
>しかしBは全く理解出来ない。
>
>というもの。
>ACの反応から分かるようにBの行動は全く普通ではない。
>***********
>
はじめまして、こんにちは。更新を毎回楽しみにしています。

冒頭の例なのですが、少々混乱しましたので・・・
↓↓こちらの記載、AとBが入れ替わっちゃってますか??

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傍観者のCは、Bの非常識さと共にAの心情を理解する。やんわりとBに伝える。
しかしBは全く理解出来ない。

というもの。
ACの反応から分かるようにBの行動は全く普通ではない。
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