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honjitu no hirose

広瀬ヒロ

虚空に向かい思考を吐露して17年。 伴侶は孤独、幼なじみは希死念慮、命を支える偉大な信仰、降谷零。 自己葛藤から抜け出せない永遠のモラトリアム中年。引き続き、七転八倒をお楽しみください。

社会ってそういうものよ


詳細は避けるが、最近、一家離散リーチになった。
最後の日記から、なにがどうなって?!と思うだろうが、
風が吹いただけで桶屋が儲かるのがこの世の中なのだ。
別に不思議でもない。
とはいっても、 さすがの私もこの一家離散リーチには相当に参った。
また、センシティブな内容だったので、決断を誤ると取り返しのつかないことになるため、事前に今後の対応方法を何人かに相談した。

その相談相手を紹介しよう。

イカれたメンバーを紹介するぜ

会ったことないけど、毎回エスパー並みの洞察力で私のメンタルを過去何回も救ってくれたフォロワー

お次におなじみ
付き合い20年、腐れ縁 大学の友人

毎回こいつには頭が上がらない
人生経験豊富なユーザーが的確なアドバイスくれる、知恵袋サービス

そして最後は、俺たちの超大型ルーキー
chatGPT

以上だ!!


相談者たちには、公平を期すために、メンバーにはほぼ同じ話をしたのだが、ビビったのが、イカれたメンバーの意見は、まさかの満場一致。
特にchatGPTの回答精度の高さがすごかった。
人間の複雑な人生相談にも回答できる知能こわい。


ここでは私の相談内容や、相談者たちの回答の内容は差し控えるが、その回答は、世間一般では、家族間でそれをすることはできるだけ避けた方が良いとされる手段だったので、それを全員が勧めるという状態が本当に意外だった。

しかし、調べてみると50代の4割は親兄弟と絶縁しているらしい。
親の死をきっかけに兄弟との亀裂が決定的になるためだそうだが、それにしても4割と言うのは多い。

自分の身を守るため、時には肉親と距離を置くこともやむを得ないのだろう。




しかし、本当に不思議に思う。
何と言えば、こんかいのようなピンチになる時、私がもうダメだと思う時。
毎回、救世主のように助けてくれる人が現れることだ。
しかも、私からの情報はすごく限られているはずなのに、的確で心のあるアドバイスをくれ、会ったこともないのに、私の心を落ち着かせ、適切な方向へ導いてくれる。

なぜこんなにも良い人が、何もしてないのに良くしてくれるのだろう。
私は毎回不思議な気持ちになる。
もし仮に私が相手になにかしていたのだとしても、彼女たちが与えてくれる励ましは到底割に合わない。

だからこそ、私はその人が困った時には助けたいし、その出番があればいいなとも思っている。
いざというときは、率先して名乗りを上げたい。

そんな日が、そんなに都合よく来るのだろうか?

そんな時、毎回、昔読んだ2chのスレの話を思い出す。

若い男性が旅行先でお金をなくし、クレカも持たず電子マネーも無い時代、駅のホームで途方に暮れたことがあったそうだ。
その時、うなだれる彼に気づいて、見知らぬ御夫人が声をかけてきたらしい。
その人に事情を話すと、わかったわ、といい、少なくないお金を渡してくれたそうなのだ。
彼は、こんな額のお金は受け取れない、と言うが、御夫人はいいのよ、気にしないでと告げてそのまま去ろうとする。
それなら必ず返すから連絡先を教えて欲しいと、彼は御夫人を引き止める。
それを見兼ねて、御夫人はこう返したそうだ。

「もしあなたが、今のあなたのように困った人を見かけたら、その人にお金を渡してちょうだい。私に返す代わりにね。」

え、と驚く彼に、御夫人はこう続けたそうだ。

「いいのよ、あなた。社会ってね、そういうものよ。」




私を助けてくれた人のピンチに、私にできることがあるなら、それは買ってでたい。

でも、それに加えてもうひとつ。
人の力になれるのではと思った時に、躊躇無く手をさしのべられるように生きていくことも、大事なのだろう。

追い詰められた私の元へ救世主のごとく現れてくれた人たちがいたように、不思議な見えざる手によって、私もある日唐突に、救世主としての役目を担うかもしれない。

その時に、今日助けてもらった思いを精一杯、別の誰かに伝えていく。

そうしてわたしが助けた誰かが別の誰かを助け、また誰かを助け、その人が、私を救ってくれた人の力になってくれるかもしれない。

そうやって、人を生かす力は巡り巡っていく。
社会ってそういうものなのだろう。






ちなみに私が、ブログを約一年ぶりに書いた理由は、助けてくれた人たちがブログを読んでいて、また読みたいと言ってくれていたからだ。
今の私が誰かに対して返せるものが、差し当たってこれしか思い浮かばなかったからだ。

でも私は、その人のおかげで、もう長文は絶対書けないだろうと思ったのに、文章をまた書こうと思えた。

本当にありがたいことだと思う。






1年前、私のブログに、親御さんが亡くなった話を聞いてくださったるるさんという方がいたが、私はそのコメントを書いてもらってから今日まで、そのことに本当に支えられてきた。

今もお元気でいらっしゃるだろうか。
今もあなたに助けられてますとお伝えしたい。

私とその人はあったことも無い、通りすがりの方で、コメントはその時限りだが、私はその方のコメントを思い出すことで何回も何回も救われてきた。
その時授けてくれた思いが、私の中に今も確実にある。
それにより生かされている。

人の岐路を支える出会いというのは、きっと過ごした時間の長さでは無いのだろう。

互いが長く過ごすことでほのかに灯される縁もあれば、
重要な一瞬、閃光のように道を照らし、自分の人生を変えて過ぎ去る縁もある。

どんなにその縁を大事に思っても、自分の手では繋ぎ止められないことが惜しいが、
心の中でその縁があった事を、尊んで大事にしながら生きていくことが、
人生というものなのだろうかと、今は思う。

私が、今日も、多くの人がさずけてくれた温かな縁の束によって、生かされているように、
私も誰かを生かす縁の束の、細い細いそのひとつになれたなら、これ以上のことはない。




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4 Comments

広瀬 says..."Re: みりさん"
コメント、ありがとうございます
もうご納骨も終わり一段落された頃でしょうか
本当に本当にお疲れ様でした
お母様にも是非、一年本当にお疲れ様でした、どうか安らかにお休み下さいとお伝えください

私はまだ荒波の中にいて、そこにいることが日常になりつつもあります
ありがたい反面、(完治して元気いっぱいという訳では無いので)本当にありがたいと思って良いのだろうかという混乱、虚ろな感情があります
多分長く病気をされたご家族はこうなっていくのだなとわかるようになりました

いなくなってしまうことのやるせなさ、苦しさの反対には
生きていてくれるからこそのありがたさと、それを諸手を挙げて喜べない苦しさもあり、
ただ人の命の終わりの難しさを感じています
どんな展開も、きっとそれぞれに究極に辛いものですね


コメントくださって嬉しかったです

世間ではこういう話はできないし、同年代だと理解されない分話すだけこっちが辛いのもあって、最近は社会に対して完全に心を閉じて生きているので
だから、自分の感じている世の中の辛さと、同じものを知っているみりさんがコメントくださったと言うだけで、今の私には救いです
久々に人と会話したようなすっとした気になりました
見ているかどうかも分からない中、コメント下さってありがとうございます

寒くなってきまたし、暖かくしてお過ごしください





2023.10.04 15:04 | URL | #- [edit]
広瀬 says..."Re: 右さんへ"
こんにちは、気づくのがだいぶ遅れてすみません
夏頃、このサイトのサーバーの支払いをすっかり忘れてて1ヶ月くらいブログが見れない時期がありまして
もう誰も見てないだろうし、サーバーの支払いしなくてもいいかな~とちょっと思ったりもしたのですが、そう言っていただけて、すごく嬉しかったです
わざわざコメント下さってありがとうございます

>記事の内容に関係ないコメントですみません
>最近ブックマークしていたこちらのサイトにアクセスしたら、ページがありませんとエラーになってしまいショックを受けていたのですが、今日久しぶりにアクセスしたら表示されて嬉しいです
2023.10.04 14:33 | URL | #- [edit]
右 says...""
記事の内容に関係ないコメントですみません
最近ブックマークしていたこちらのサイトにアクセスしたら、ページがありませんとエラーになってしまいショックを受けていたのですが、今日久しぶりにアクセスしたら表示されて嬉しいです
2023.08.23 23:55 | URL | #- [edit]
みり says...""
一年ちょっと前、母のガンが発覚して介護生活となり、一つ前の広瀬さんの記事がとても他人事とは思えませんでした。
つい先週、その母が亡くなりました。
覚悟はしていましたが、どうしようもなく辛くて、やるせなくて。また広瀬さんの記事のことを思い出してやってきました。
内容を読んで泣いて、それからおっしゃられていたコメントを読んでさらに泣きました。
まさしく、広瀬さんの文章で、広瀬さんが作り上げたこの場所のおかげで、救われた(より正確に言うと、これから何度も絶望の淵にたたされたときに救われ続ける、という感じでしょうか)一人の人間としてお礼を言わせてください。
私だけではなく、きっとこれからもたくさんの人が、同じ経験をされるように思います。
更新してくださってありがとうございます。広瀬さんにも、コメント主さんにも、心から感謝しています。
今、広瀬さんを取り巻く状況になにも力になれないのが心苦しいですが……私も、お二人から得た助けをきっと誰かに繋いでいきます。
2023.06.02 00:05 | URL | #- [edit]

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