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honjitu no hirose

広瀬ヒロ

虚空に向かい思考を吐露して17年。 伴侶は孤独、幼なじみは希死念慮、命を支える偉大な信仰、降谷零。 自己葛藤から抜け出せない永遠のモラトリアム中年。引き続き、七転八倒をお楽しみください。

標準価格と無駄遣いについて考える

やぁ、兄弟。
とりあえずこれでも見て気を落ち着けてくれたまえ。




昨日ですね。ゲーセンに行ったんですよ!
ゲーセン!

私、あんまりああいうところ好きじゃないので
入ったのも5~6年ぶりだったんだけど。

何しに行ったかと言いますと。


110123_160018.jpg

メダルゲーム!

なんかさ、ある日、突然。
本当に突然。

「そうだ、メダルゲームをしよう!」

と思い立ちまして。

昔に友達が好きで2~3回隣で見てた事があったんだけど、全く楽しさがわからなくて、ふとそれを思い出して。
そしたら無性にやりたくなってさ。

まず、ゲーセンの場所探すの大変。
そっから!?っていうね。

メダルゲームって換金できない上、技でどうにかできるわけでもなく、絶対にメダルは減るように設定されてる訳だから、ただひたすら、ちまちまメダルを送り込む作業に何か魅力を感じないとできない訳です。

そんな作業にどんな魅力があるというのかというと、ドキドキ感が味わえるんですね。
当たるかもって言うドキドキ。
これは中々日常で味わえないドキドキです。
非モテならなおさらです。
私ギャンブルやらないから知らなかったけど、こういう事の楽しさはこれなのかー。

あと、やってみて以外だったんだけど、無心になる。
本当に集中してメダルをひたすら送り込むのです。
この集中は、絵を描いてる時の集中に凄い似てて、ハッとすると、集中してた間何を考えてたのかさっぱりわからない感じ。

毎日同じような暮らしをしていたら、人それぞれなにか無心になるほど集中してのめり込みたい瞬間が欲しいのかもしれません。

というのも、老若男女本当にいろんな人がゲームやってるのね。
20代~30代男性はなんとなく予想ついてたけど、結構50台の女性とか多くてそんなことを考えました。

あと子供多い。子供が遊べる値段じゃないでしょうっていう。
いろんな意味で親凄いな。



それはそれとして。

メダルって凄い高いんですよ。
1枚8円~10円するの!!
そして、そのメダルでどれだけ遊べるかというと、大体1時間くらいだと思われます。

メダル量が少ないとゲームとして成り立たないのは知ってたので、2000円分で250枚位メダル買ったんだけど、
結論としては、
「これは中々楽しいドキドキだけど、1h2000円だして買うほどの興奮でもないし、時間をほかに使った方が満足感が得られそう」
というところに落ち着きました。

で、この結論からちょっと色々考えるところがあったんだけど、つまり私は、1h2000円に対して高いって感じたんですね。
じゃあ何と比べてかというと。

美味しいウィスキー1杯1000円

これが私の物の価値の基準ぽいんですね。
これは普通の人から考えたら結構高い標準物価だと思います。
ウィスキーってシングル30mlだからね。

でも、それより高い上感動もないメダルゲームは、許容を超えた物価と判定されたんだなーと。

この謎のゲームへの出費で、自分の物価の限界値がわかったぞ、と思いました。


世の中の人はどういうものが物価基準なんだろうなぁ。
知りたいなぁ。


ある漫画家が、貧乏時代に食パンを物価基準にしてたそうで、
食パン=100円=1食2枚として1日の食料
っていうのが衝撃的でしたね。

これは悪魔的な価値観で、これを基準にすると全てのものが高く感じますw
だって、1日の食料としての100円以上の価値のある何かってそうそうないもん。
何も買えなくなるよ。
すごい節約になる。

って話を知人にしたら

「それをする事で落ちる”人間として落としてはいけない部分の何か”はその100円以上の価値が十二分にあるね」

って言われてハッとしました。


たしかに。
適正価格って難しい。






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